日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

浮世絵と小説

江戸おんな絵姿十二景

江戸おんな絵姿十二景

昨年履修した造形学概論の第2課題は、一つの作品について書かれた二つの文章を比較するというものだった。
同じ作品について書かれた二つの文章を探すのが大変で、えらく苦労した覚えがある。
すでに単位修得したので、今さらなんだけれど、先週図書館で借りてきた藤沢周平の本を読んで、ああ、これ(浮世絵)で書けたのに残念だなと思った。でも、昨年12月発行の本なので、間に合わなかったのよね。もっとも、この本を使って比較するのはちょっと私には荷が重かったかもしれないとも思ったけれど。


きっと探せば他にもいろいろあるはずなんだけれど、レポートを早く書かねばと焦っていたから、結局私はゴーギャンの作品について書いてある、美術史家二人の文章を比較した。そのあたり(美術史家の文章)が見つけやすかったってことなんですわ。


内容は掌篇小説12作品。『日暮れ竹河岸』を底本としているので、読んだことのある話ばかりだった。どれも藤沢周平らしい市井の生活の断片を切り取った作品。しみじみ…。