令和5年になりました
バタバタしているうちに年が明け、もはや1月も下旬になってしまった。
まったくあっという間に年が明け、あっという間に暮れがやってくる、という気分。
歳だねーとしみじみ思う。
父は去年9月、一般病棟から療養病棟に移動。
同じ病院内だから特に何かが変わるわけではないと言うけれど、面会するたびに悪くなっているような気がする。
悪く、というのは語弊があるか。
老化が一気に進んだ感じ、と言う方が正しい?のかもしれない。
転院した頃はリハビリをがんばって早く退院するんだと言っていたのに、いつからか退院と言う言葉が父の口から出なくなった。
本人も体力の衰え、回復の鈍化を感じているんだろうな。
耳も自宅にいたときよりさらに遠くなり、あまり人と話さないせいか滑舌も悪くなった。
電話もうまく会話できないから、何か気付いたらメモを書いておくように筆記用具を渡しておいたのだが、もう書く気力もないようだ。言葉を発しないと文字も書けなくなると誰かが言っていた。
先月は、私が書いたモノを持って行って、それを読んでもらってそれについて返事をもらった。読むことは大丈夫らしいとちょっとだけ安心したけれど、なんだかな。
私の実家通いはそんなわけでずっと続いている。
ありがたいことにご近所や親戚の方々がいろいろ助けてくれる。
集落の行事、郵便物のチェック、庭や周りの道の掃除、駅までの送り迎え、時々見回ってもらうだけでもありがたいと思う。
それらを数人の人がそれぞれ分担してやってくれている。
父の人徳なのか、皆さんがとても親切なのか、あるいは両方なのか、「この程度のことなら負担にならないから」と言ってくださるので、私は、「ありがとうございます」と「申し訳ない」の言葉を交互に使って頭を下げているような状況。
今月もそろそろ実家に行くけれど、自家用車の定期点検、保険の手続きが待っている。
来月、あるいは3月中旬までには確定申告も父に代わってやらねばなるまい。
一人暮らしの人が倒れたり、入院したりすると、こういう諸々の手続きを代わりに誰かがやらねばならない。
金銭的なことならばお金を振り込めばそれで終わりだけれど、お役所にしてもなんにしても、代書となると面倒なことがけっこう多くてねー。
てなことを父の入院が長引いて実感したのでありました。