日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

オールブラックスのラガーシャツとSteinlager Pure

f:id:pig-pearl:20191027153106j:plain

ラグビーW杯の準決勝、ニュージーランドイングランドに負けてしまった。ありゃりゃー・・・。

これで今日の準決勝で南アフリカが負けてしまったら、イギリス対イギリスなんだなー、それはちょっとつまんないなー、とか思っていたが、接戦の末に南アフリカが勝った。良かった良かった。

 

https://pig-pearl.hatenablog.com/entry/20150923/p2にも記したが、我が家にはオールブラックスの昔のラガーシャツがある。

買ったのはいつだったかね? 2015年以前だったことだけは確か。近所の古着屋さんで売っていたのを夫が見つけて買った。

夫は今回のラグビーブームでこのジャージがいくらで取引されているか調べて見たらしい。ビンテージモノとしての価値があるらしく、綺麗だったら100ドルだそうだ。うちのはよれよれだし、襟も汚いからそんな値段では売れないけど。

 

左胸の葉っぱの刺繍は、ニュージーランド固有種のシルバー・ファーン(ギンシダ)。右胸のSteinlager(スタインラガー)はオールブラックスのオフィシャルビールメーカー。

 

そのスタインラガーのビール、スタインラガー・ピュアが近所のスーパーで売っていたので買ってきた。

スッキリとした味わいで飲みやすい、なんかフレッシュなビールですね。

ニュージーランドでは、スタインラガーシリーズというラグビーの大会もあるらしい。いや、さすがだね(何が?)。

 

それにしても、日本もニュージーランドも負けちゃったから、ここはやっぱり南アフリカに勝ってもらわねば・・・なんて、ビールを飲みながらほろ苦く思ったものさ。

 

 

ラグビーW杯はクライマックスへ

昨日、ラグビー日本チームは南アフリカチームに負けた。

26:3

 

今朝のワイドショーはどこもこの話題を取り上げていて、まるでW杯が終わってしまったかのような雰囲気さえあった。

でも、これからがW杯の真骨頂、クライマックス、最高におもしろい試合が繰り広げられる(はず)。

 

4強に残ったのは、ニュージーランドイングランドウェールズ南アフリカという、残るべくして残ったチームばかり。

ここまできたら番狂わせはないのだと実感する。

 

準決勝では、ニュージーランドイングランドが戦う。事実上の決勝戦とも言われる両者の戦い振りをじっくりと観戦したい。

というか、もう日本が負けちゃったから冷静に観られるんじゃないか、と思ったり(笑)。

 

日本チームにはこの数週間、本当に楽しませてもらった。

ベスト8という、(選手達は満足かどうかはわかりませんが)夢のような結果に大満足です。

開幕直前に台風15号、予選終盤には台風19号(ハギビス)という災害があったけれど、それらの混乱状況の中で選手達の頑張りで明るい話題をたくさん与えてくれ、私の想像以上のたくさんの応援には驚かされた。

このW杯を開催することに尽力してくれた故平尾誠二氏は、決勝トーナメントに進んだ選手達の勇姿を見たかっただろうなと、しみじみ思ったのだった。

 

さて、これからは妹と姪っ子が住んでいるニュージーランドを応援しよう。

素晴らしい試合になることを期待しています。

 

 

 

 

 

 

《ブライトン ミラクル(The Brighton Miracle)》を観る

9月20日に開幕したラグビーW杯2019。日本チームの活躍でにわかラグビーファンも増えたに違いない。

 

台風騒動でおおわらわだったが、電力供給が開幕に間に合って、それ以来実家でも自宅でもテレビ放送されている試合は観ている。(J SPORTS除く)

実家の父はラグビーについては無知だったので、私が拙いながらもルールを教え、日本、ニュージーランド、フィジーの応援をしている。(ニュージーランドは娘と孫がいるし、その孫の婚約者がフィジー出身)

 

先日の対アイルランド戦を観て、4年前の南アフリカ戦を思い出した人も多かっただろう。

圧倒的不利だった前評判を覆しての勝利。南アフリカ戦のときも驚いたし、嬉しかったけれど、今回のアイルランド戦は、そう何回も奇跡は起こるモンじゃないだろう、なんて失礼な予想だったから本当に驚いた。

 

ということで、夫がこれを観てご覧と薦めてくれたのが《ブライトン ミラクル》。

9月11日に試写会が行われた、できたてホヤホヤの映画。DVD販売が先行で、Amazon Prime Vodeo、Google PlayApple TVなどで観ることができる。劇場公開は未定。私はAmazon Prime Vodeoで鑑賞。

 

2015年のラグビーW杯を題材とした映画で、監督はマックス・マニックス

ヘッドコーチ(HC)だったエディ・ジョーンズ(現イングランドHC)、キャプテンのマイケル・リーチ、五郎丸歩、元キャプテンの廣瀬俊朗、スタッフのJR(本名を忘れた、ゴメン)などを軸に、当時の様子を忠実に映画化している。

エディ、リーチ、五郎丸、廣瀬はご本人も出演されて談話している。

 

この映画、南アフリカ戦に至るまでの、HC、選手、スタッフの苦労話に止まらず、日本、オーストラリアの人種差別にまで及んでいる(監督はオーストラリア出身)。第2次大戦の強制収容所の話まで出てくる。

それらがどのように登場人物の人格形成に影響しているか、そしてそれがまわりまわって日本チームを強くしていく要素にもなるなど、かなり骨太の作品。

エディ・ジョーンズHCのお母さん役として、工藤夕貴、マイケル・リーチの奥さん役としてすみれが出演。どちらも英語が堪能なので、観ていて違和感がない。

 

で、クライマックスはW杯南アフリカ戦。これは実際の映像を使っている。

何度観ても興奮するし、感動する。

試合後の映像では、エディや五郎丸の談話が入るのだが、一番最後は元南アフリカ代表、伝説のプレイヤーと称されるジョエル・ストランスキー氏の「ラグビーは力の差を覆すことが極端に困難なスポーツだ。日本はまさに史上最大の逆転劇をやってのけた」という談話で終わる。

私はこの部分をくり返し観て、そのたびに胸が熱くなった。

そして、南アフリカ戦もアイルランド戦も、つまり奇跡ではなく、今の日本チームの力で勝ったのだということに気付かせてくれた。

 

この後の試合もがんばって欲しい。

「奇跡」などと言わせないためにも。

 

 

台風15号の被害 その5 業者さんも、市職員も過密スケジュール

26日から実家、今日帰宅。

 

26日・夕方実家へ。父は病院で検査。検査が辛かったらしく、かなり疲労していた。

離れ西側の外壁部分に足場が組まれ、ブルーシートははずされていた。トタンが飛ばされた部分に白っぽいモノが張ってある。(何というのかわからん)これで、当分の雨風に耐えられるとのことで、大工さんはそこで一旦中止して他の家の修理に行ってしまったとか。とにかく応急処置を次々とやり、被害が広がらないようにする、ということらしい。ブルーシートがなくなっただけでもすっきりする。

早めに寝て翌日に備える。

 

27日・朝7時半、叔父二人と父の従兄が到着。さっそく手分けして片付けに入る。

叔父二人と父の従兄は倒木の切り出しとトラックへの積み込み。私は離れの1階の片付け。2階に比べると被害は少ないが、2階と外壁からの雨漏りで、西側に置いてあるいろんなものが濡れているし、風でこちらもグチャグチャになっている。それらを運び出す。父も作業を始めたので、やらないでと言っても、黙ってみているのも辛いらしい。持病が悪化しないように休んでいて欲しいのだが、ちょっと目を離すと動き出す。

叔父と父の従兄がそれぞれ軽トラックで来ているので、もう1台に離れの使えなくなったあれこれを積み込む。

 

テレビアンテナの修理業者がやってきた。そちらは業者さんにお任せして、父達4人はゴミ集積所に出発。

 

まもなく市の職員4人が被害状況の視察にやってきた。父の話では午後からと言うことだったので、その旨お聞きしたら、都合で早くなったとのこと。被災当時の写真(プリント)は父が持っていてすぐにはドコにあるのかわからない。

それで、取りあえず私のスマホに入っている写真を見て貰いつつ、今の状況を見てもらった。かなり細かく見てくれたし、私の話も聞いてくれて、それらを写真に撮ったり、用紙に書き込んだり。実家の敷地の図面を持ってきていてそこにも細かく書き込んでいる。父に電話して帰宅時間を聞いたが、集積所が大渋滞であと1時間くらいかかるらしい。

それで視察団(?)は、判定まで1週間かかるので断定はできないが、たぶん「一部損壊」に認定されるでしょう、とのこと。まあ、そうだろうな、「半壊」とはいかないだろうと、私も父も予想していたからそこは納得。父にも説明したかったらしいがあと1時間も待って貰うのはお気の毒だし、父が帰宅したとて「一部損壊」が「半壊」になるわけではなく、同じ説明をするだけですとのことだったので、次の視察もあるでしょうからとお引き取り願った。

で、その時に一応お名前と部署をお聞きしたのだけれど、4人のうち、お2人は実家の市の職員ではなかった。県西の比較的被害の少なかった市からの応援職員だった。同じ千葉県ではあっても、その市から実家の市まではけっこう時間が掛かる。

まてよ、ということは館山市鋸南町南房総市など被害のより大きかった地域にも当然派遣されていることだろう、と気付いた。千葉県、大被害だな、と今更思った。

昼頃帰宅した父にそのことを話したら、3・11の時にはこちらの市職員が、被害の大きかった市(柏市とか)に派遣されたとのこと。こういう非常事態にはお互いに助け合っているんだよということだった。

 

市職員が帰った後、アンテナの修理が終了。こちらの業者さんも台風からこちら不休で修理作業に回っているらしい。会社に携帯で連絡していたが、「疲れが溜まっていっぱいいっぱいです」と話している。で、なにか言われたのか、電話が終わった後、社用車を蹴っていた。聞かなかった、見なかったことにしたけれど、ストレス溜まっているんだなー、と同情してしまった。

 

その後やっと父達が帰宅、私はお昼ご飯の買い出し。戻ってくると近所の親戚の叔母さんが旦那さんと手伝いに来てくれていた。

大急ぎで昼食を済ませ、午後の片付けに入る。

 

夕方4時半に作業終了。これ以上は皆体力がもたない。私もヘトヘト。

叔父1人と父の従兄が帰宅。もう一人の叔父と父、私の3人で夕飯を食べに行くが、あまりに疲れて食欲がわかない。それでも無理矢理詰め込んで帰宅。

入浴後、体中が痛いので、シップ薬を貼って寝る。

 

28日・朝食後、叔父が雨樋の掃除をしてくれた。その後帰宅。

私は掃除洗濯など、通常の家事をした後は疲れているのでゆっくり休んだ。

夜、ラグビーのW杯を見る。対アイルランド戦、日本はまさかの勝利!!

 

29日・午前帰宅。

 

被災直後の片付けも疲れたが、今回ほどではなかった。疲れが溜まってきているんだなと思う。若くもないしなー。

業者さんや市職員はまだまだこれからもこの忙しさが続くんだな、と思う。ほんとにご苦労様です。

 

実家はそれでもなんとかサッシが入り、倒木の始末もでき、アンテナもなおった。まもなく大工さんが外壁の修理に来てくれるだろう。父もこれでだいぶ気持ちが楽になったと言っていた。持病のある父はかなり無理をしているので、ゆっくり静養して欲しい。

 

台風15号の被害 その4 やっとサッシが入った

15日に帰宅したが、19日再び実家に行って後片付けの続き。

 

19日、父が病院の日だったので病院で待ち合わせして一緒に実家へ。

留守の間に東京の叔母1がお彼岸のお参りに来てくれたらしく、お墓掃除をしてくれた様子。それで私と父もお墓掃除をしてお参りをする。墓地も倒木があったり、コンクリートが盛り上がっている部分がある。木が根こそぎ横倒しになってしまって、コンクリートまで持ち上げていたのだ。溜息。

 

20日、障子、残り6枚分の紙を剥がして雑巾で綺麗に拭く。

その後、柱にこびりついた風雨で飛び散ったモルタルを箒でこすって落とす。床掃除。

これでまあまあ離れの2階は落ち着いた。生活用品の買い出し。

午後、茨城の叔母が彼岸のお参りにきた。

 

21日、午前サッシやさんが飛んでしまったサッシを入れに来てくれた。13日にサッシの枠だけ持って行ってくれて、1週間。ガラスはすぐに入っていたらしいが、配達が多くて遅れたとのこと。サッシやさんは、ブルーシート張りも数件手伝ったとのことで、やはり大変だった様子。それでも台風17号が接近しているとのことで、大急ぎで持ってきて下さったらしい。ありがたや。

これで前面の窓だけは元に戻った。一安心。

西側の外壁はいつなおるのか、まだ予定もたたない。ブルーシートがばっさばっさと風に煽られている。

お昼、東京の叔母2がお彼岸のお参りにきた。

 

22日、父とちょっとのんびりしていたら、父の従兄がお彼岸のお参りに来た。

家の周りを点検してくれて、倒木があるからチェーンソーを持ってきて片付けてやるとのこと。

母屋の裏側にドテーーーーッと倒れているが、取りあえず生活には支障がないから、後まわしになっていた倒木。

いやー、私と父だけではとても片付けられないから、この騒動が少し落ち着いたら手の空いた業者さんにお願いして片付けてもらう予定だった。

午後、水戸の叔父が彼岸のお参りに。倒木の話をしたら叔父も手伝ってくれるというので、父の従兄宅に行き、予定を立てる。27日に決まったので、私は急遽、一旦自宅に帰宅。26日に再度実家に行くことになった。

 

この連休明けには倒れたテレビアンテナをなおしてもらう予定。

テレビアンテナは横倒しになっているが、一応テレビは映っている。ただし雨の日はテレビもザーザー降りになるらしい。

電線の屋内引込線のカバー(?)みたいなのが剥がれてぶらーんとしている。あれも早くなおして欲しいが、東電、それどころではないだろう。そちらも全ての送電が復旧したらなおしてもらう予定。

 

予定ばっかりたくさんあるが、とにかく一つずつなおしていくしかない。というか、自分じゃできないので、なおしてくれるのを待つしかない。

 

 

台風15号の被害 その3 コインランドリーのこと

実家の洗濯機が使用不可だったのでコインランドリーに行ったことは一昨日もここに記した。

ところで、そのコインランドリーというものは、独身の頃、一人暮らしをしていた3年(だったかな?)使ったきりですわ。

私の結婚は1987年(昭和62年)だから、32年ぶりに使用したということですな。自宅の洗濯機が壊れたときでも、新しい洗濯機が来るまで手で洗ったり、溜めて置いたりして、コインランドリーには行かなかったし。

 

そんなわけで、最近のコインランドリー事情に疎かった。

で、とにかく洗濯物、洗剤、お金(硬貨)を持って行けばなんとかなるだろうと出かけた。

すると、洗剤なんていらないんですね。柔軟剤もいらない。ちゃんとセットされている。

ドラム式の大型洗濯乾燥機がずらーーーっと並んでいて、洗濯物とコインを入れ、あとは、洗濯のみ、洗濯と乾燥、乾燥のみ、いずれかを選択すればよいのだった。あ、柔軟剤無しを選択することもできる。

そして、大型のドラム式なので洗濯のみならば洗濯物を20kg以上入れられたりする。

自宅の洗濯機は7kgなので、その3倍の容量だわさ。

天気の良い日だったので洗濯のみを選択すると、所要時間26分。え、それだけ?

料金¥700。

 

こんなに便利になっていたんだな。知らなかったよ。いや、私が遅れているだけなんだろうけれど、ほほーーっと感心するやらなんやら。

こんなこと(長引く停電)がなかったらずっと知らなかったかも。

 

 

 

台風15号の被害 その2

昨日自宅に戻って、数日ぶりにテレビを見た。

実家でもラジオは聞いていたが、やはりラジオでは映像がないので想像するしかなかった。テレビであらためて県央、県南の被害の大きさを知った。

実家は県北に位置する。実家近辺の被害は車で走って見ていたが、県央、県南の酷さはテレビで知った次第。

電気も水道もまだまだのようで、あの辛さを身をもって知っただけに、お気の毒でならない。

 

実家のゴミ出しの時に罹災証明書がないと受け付けてもらえなかった。大急ぎでデジカメで撮り、市街地のカメラ屋さんでプリント、証明書を発行して貰ったが、この状況で証明書がないと受け付けて貰えない理不尽さに腹が立った。罹災していない人が持ち込む可能性も大きいからわからないじゃないんだけどね・・・。

県南地域ではその証明書もいつもらえるか不明とのこと。あまりに被害が大きくて役所も間に合わないらしい。職員も罹災しているせいもあるだろう。ただ、被災者は罹災証明書を、いろんな意味で早くもらいたいだろう。迅速に対応してもらえるといいのだけれど。

 

今日は朝から雨が降っている。すると復旧作業もそれだけ遅れる。

 

阪神淡路大震災東日本大震災などの大震災はもとより、台風などの豪雨や強風の天災で被災された皆さんはこんなに、いやもっともっと辛い思いをされたのだと思った。

テレビで見ているだけのときと違って、実際に被災してみるとこんなに実感として迫ってくるのだと、今更思ったのだった。