日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

台風15号の被害 その5 業者さんも、市職員も過密スケジュール

26日から実家、今日帰宅。

 

26日・夕方実家へ。父は病院で検査。検査が辛かったらしく、かなり疲労していた。

離れ西側の外壁部分に足場が組まれ、ブルーシートははずされていた。トタンが飛ばされた部分に白っぽいモノが張ってある。(何というのかわからん)これで、当分の雨風に耐えられるとのことで、大工さんはそこで一旦中止して他の家の修理に行ってしまったとか。とにかく応急処置を次々とやり、被害が広がらないようにする、ということらしい。ブルーシートがなくなっただけでもすっきりする。

早めに寝て翌日に備える。

 

27日・朝7時半、叔父二人と父の従兄が到着。さっそく手分けして片付けに入る。

叔父二人と父の従兄は倒木の切り出しとトラックへの積み込み。私は離れの1階の片付け。2階に比べると被害は少ないが、2階と外壁からの雨漏りで、西側に置いてあるいろんなものが濡れているし、風でこちらもグチャグチャになっている。それらを運び出す。父も作業を始めたので、やらないでと言っても、黙ってみているのも辛いらしい。持病が悪化しないように休んでいて欲しいのだが、ちょっと目を離すと動き出す。

叔父と父の従兄がそれぞれ軽トラックで来ているので、もう1台に離れの使えなくなったあれこれを積み込む。

 

テレビアンテナの修理業者がやってきた。そちらは業者さんにお任せして、父達4人はゴミ集積所に出発。

 

まもなく市の職員4人が被害状況の視察にやってきた。父の話では午後からと言うことだったので、その旨お聞きしたら、都合で早くなったとのこと。被災当時の写真(プリント)は父が持っていてすぐにはドコにあるのかわからない。

それで、取りあえず私のスマホに入っている写真を見て貰いつつ、今の状況を見てもらった。かなり細かく見てくれたし、私の話も聞いてくれて、それらを写真に撮ったり、用紙に書き込んだり。実家の敷地の図面を持ってきていてそこにも細かく書き込んでいる。父に電話して帰宅時間を聞いたが、集積所が大渋滞であと1時間くらいかかるらしい。

それで視察団(?)は、判定まで1週間かかるので断定はできないが、たぶん「一部損壊」に認定されるでしょう、とのこと。まあ、そうだろうな、「半壊」とはいかないだろうと、私も父も予想していたからそこは納得。父にも説明したかったらしいがあと1時間も待って貰うのはお気の毒だし、父が帰宅したとて「一部損壊」が「半壊」になるわけではなく、同じ説明をするだけですとのことだったので、次の視察もあるでしょうからとお引き取り願った。

で、その時に一応お名前と部署をお聞きしたのだけれど、4人のうち、お2人は実家の市の職員ではなかった。県西の比較的被害の少なかった市からの応援職員だった。同じ千葉県ではあっても、その市から実家の市まではけっこう時間が掛かる。

まてよ、ということは館山市鋸南町南房総市など被害のより大きかった地域にも当然派遣されていることだろう、と気付いた。千葉県、大被害だな、と今更思った。

昼頃帰宅した父にそのことを話したら、3・11の時にはこちらの市職員が、被害の大きかった市(柏市とか)に派遣されたとのこと。こういう非常事態にはお互いに助け合っているんだよということだった。

 

市職員が帰った後、アンテナの修理が終了。こちらの業者さんも台風からこちら不休で修理作業に回っているらしい。会社に携帯で連絡していたが、「疲れが溜まっていっぱいいっぱいです」と話している。で、なにか言われたのか、電話が終わった後、社用車を蹴っていた。聞かなかった、見なかったことにしたけれど、ストレス溜まっているんだなー、と同情してしまった。

 

その後やっと父達が帰宅、私はお昼ご飯の買い出し。戻ってくると近所の親戚の叔母さんが旦那さんと手伝いに来てくれていた。

大急ぎで昼食を済ませ、午後の片付けに入る。

 

夕方4時半に作業終了。これ以上は皆体力がもたない。私もヘトヘト。

叔父1人と父の従兄が帰宅。もう一人の叔父と父、私の3人で夕飯を食べに行くが、あまりに疲れて食欲がわかない。それでも無理矢理詰め込んで帰宅。

入浴後、体中が痛いので、シップ薬を貼って寝る。

 

28日・朝食後、叔父が雨樋の掃除をしてくれた。その後帰宅。

私は掃除洗濯など、通常の家事をした後は疲れているのでゆっくり休んだ。

夜、ラグビーのW杯を見る。対アイルランド戦、日本はまさかの勝利!!

 

29日・午前帰宅。

 

被災直後の片付けも疲れたが、今回ほどではなかった。疲れが溜まってきているんだなと思う。若くもないしなー。

業者さんや市職員はまだまだこれからもこの忙しさが続くんだな、と思う。ほんとにご苦労様です。

 

実家はそれでもなんとかサッシが入り、倒木の始末もでき、アンテナもなおった。まもなく大工さんが外壁の修理に来てくれるだろう。父もこれでだいぶ気持ちが楽になったと言っていた。持病のある父はかなり無理をしているので、ゆっくり静養して欲しい。