『ラプラスの魔女』『魔力の胎動』
- 作者: 東野 圭吾
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2015/05/15
- メディア: 単行本
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- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/03/23
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『ラプラスの魔女』は5月に読んだばかりなのだが、『魔力の胎動』を読んだらもう一回読みたくなった。
発行は『ラプラスの魔女』が先なのだが、『魔力の胎動』は『ラプラスの魔女』の前日譚という位置づけになっている。
で、『魔力の胎動』の最後がものすごく唐突に終わっていて、『ラプラスの魔女』を読んでいたからこの先どうなるかわかっていたけれど、読んでなかったらなんのこっちゃ? になるに違いないと思ったりした。
なんで、前日譚書きたくなったのかな?
編集者の依頼なのかなーと思ったり、本人が書きたかったのかなーと思ったりしていたが、『ラプラスの魔女』の初版が2015年5月で書き下ろし。そして『魔力の胎動』の第一章「あの風に向かって翔べ」は「小説 野性時代」2015年6月号が初出。
ということは、『ラプラスの魔女』が出版された頃にはもう『魔力の胎動』は始動してたってことなんだろう。
で、まあ、『魔力の胎動』の第五章「魔力の胎動」は書き下ろし。あの唐突な終わり方…と感じたのは、映画『ラプラスの魔女』も公開が今年の5月だからそれに合わせて大急ぎで辻褄合わせしたのか? なんか無理矢理『ラプラスの魔女』に繋げたかったのかなー…とかとか、ゲスの勘ぐりをしている。
で、肝心の内容。
読後の感想としては、(ノーベル物理学賞を受賞された方のお話しを聞いていつも思っていたが)物理学者って哲学者なんだなーということ。古代ギリシャの哲学者は科学者でもあったわけだから、当然の話ではあるのだろうけれど。
って、あんまし内容には関係ないか・・・。