大野左紀子さんの本
アーティスト症候群 アートと職人、クリエイターと芸能人 [ 大野左紀子 ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > ホビー・スポーツ・美術 > 美術 > その他
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,620円
造形学概論の学習指導書に参考図書として載っていたので、そうなのかと思い(←何がそうなのか?)図書館で借りてきた。
作者の大野さんはブログも書かれていて、私は時々のぞいている。
ブログで大野さんの文章に慣れているせいか、それとももともと文章の上手い人だからなのか、とても読みやすくておもしろかった。
私が漠然と考えていた「アーティスト」の定義などをとてもわかりやすく説明している。
造形学概論の課題がとても漠然としていて、どのようなレポートにしたら良いのか途方に暮れていたのだけれど、ちょっとだけヒントが掴めたような気がする。(だからってこれでなんとかなりそうだと思えるほどわかったわけでもないが)
で、ちょっと話はずれるのだけれど、この本の中で何がおもしろかったって、大野さんの予備校講師時代の話がすごかった。
私は通信だけれど一応美大生。でも、武蔵美の通信は試験なしで入学できるから美大の予備校なんて通っていない。
私の友人知人で美大の予備校に通った人もいない。(同じ通信の学生の中には予備校に通っていた人もいるが、ほとんど話をしたことがない。恐れおおくて、私のようなド素人が話しかけてはいけないような気がする)
普通の大学の予備校ならば知識として知っていたし、講師をやっていた人も知人にいる。
で、美大の予備校は、つまり普通の大学の予備校の「勉強」(数学とか英語とかその他いろいろ)が「絵画」なんだろうと、勝手に思っていた。
ま、その部分は当たらずとも遠からず。しかし、想像を大幅に飛び越えていたのは、受験日の予備校の態勢だった。…ここから先は本を読んで下さいまし。
課題の話にもどりまして、造形学概論だけではなく、他にも継続履修がいっぱいあるんだから、今月いっぱいにせめてレポート一つくらいは完成させたいものである。
いやいや、一つなんて遠慮せずに、3つでも4つでも完成させたらいかがでしょうかね、私。