カラヴァッジョ展とボッティチェリ展
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2016caravaggio.html
http://www.tobikan.jp/exhibition/h27_botticelli.html
卓球のスクーリングで一緒だった方からお誘いがあり、その時のメンバー4人で上野の展覧会を観てきた。
春休みのこの時期、あちこちで観たい絵画展はたくさんあるが、私はとにかくカラヴァッジョ展が観たかった。
大満足でございます。作品数は11点だったけれど、いや、11点も観られたというべきだろう。
ナルキッソスは絶対観たかった。なんというエロティシズム…。バッカスも観られたし、本当に本当に嬉しかった。誘ってくれてありがとうです。
さて、昼食後、ボッティチェリ展へ。
これがとても微妙だった。観る順番を間違えたと思った。
カラヴァッジョのこれでもかという、自己主張の激しさに比べると、なんとボッティチェリの上品なことか。しかも油彩に対してテンペラ。
しかもしかも、フィリッポ・リッピとフィリッピーノ・リッピ親子の作品がやたらに多い。
いや、リッピ親子、素晴らしい作品なのですよ。だったら、何故タイトルが「ボッティチェリ展」なのか。「リッピ親子とボッティチェリ展」とかじゃだめだったのか? …だめだったんだろうな。ボッティチェリの日本での人気を考えれば。
美術館のはしごは、観る順番、作品を選ばないとこうなるよ、という教訓?と考えれば良いのか。
なんとも物足りないボッティチェリ展という気がして、ボッティチェリにもリッピ親子にも申し訳ない気分である。