日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

稲刈りが始まった

土日は実家に行った。
きつくなった喪服を無理矢理着て知人宅の葬儀に行った。
その後実家に行く途中広々と広がる黄金色の田んぼをぼんやりみていたが、稲刈りをしているのに気付いた。
ああ、もう始まったんだ。
今年は暑いし、快晴が続いていたのでそろそろかなと思っていたけれど、そうか、もう始まったんだ。
稲刈りってなにか特別な思いがある。
毎日おいしいご飯が食べられる幸せ。今年も美味しいお米でありますように。

実家に一泊して、来週はお盆なので実家の裏にある共同墓地の掃除をすることに。
近隣10軒ほどの小さな共同墓地だが、うっそうとした木々に囲まれた、なんとも墓地らしい墓地。
古い苔むした墓石が点在しているし、阿弥陀如来の板碑がある。
土葬だった頃の名残の石の台はいつの間にかなくなっていた。
昔は棺桶をその台の上にのせて、そのまわりでお念仏を唱えたり、お祓いをしたりしていたはず。
以前は夫婦単位で墓石を建てていたので、どのお宅も複数の墓石が建っているが、最近は○○家の墓石になり、これ以上増えることもないようだ。
土地もこれ以上ひろげられないので、そうなるのは必然でもあっただろう。

いくら田舎だって、住宅や生活様式、そのようなものはもちろん時代と共に変わっているのだけれど、いつ行っても変わらないと思っていた墓地も、少しずつ時代と共に変わっている。