日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

読了 第三章がおもしろかった

昨日今日と実家に行っていたが、その往き帰りの電車の中で読んだ。
第三章 生涯学習の先達に学ぶ で紹介されているのは、植物学者・牧野富太郎博物学者・南方熊楠、芸術家・岡本太郎の三人。
お三方共に大変高名な学者・芸術家なのだけれど…、実は牧野富太郎さんのお名前とその功績を私が知ったのはごく最近。
NHK鶴瓶の家族に乾杯』という番組、高知県南国市の放送で初めて知ったのですよ。鶴瓶さんもそれまで知らなくて、地元のおばさんに、と〜〜〜〜〜ってもがっかりされていました。「知らないの?マキノトミタロウを知らないの?ホントに?」って。NHKのスタッフもご存じなかった(それは番組のスタッフとしてどうよ?と思うけれど、知らなかった私が言うのもどうよって話で)。
で、私も知らなかったから夫に聞いたわけです。そんなに有名な人?と。そうしたら「うん、有名な人だよ」って。あわわ…。
だから、教科書は真剣に読みましたよ(笑)。
さて、牧野富太郎よりずっと前に南方熊楠の名は聞いていたのですが、知ったきっかけは…無知全開になるのですが…やはり結婚してからでした。
もう20年以上前になるかな。
夫と私の知人が「明治時代にネンキンの研究をしていた南方熊楠が…」という話をしていて、その横で家事をしながら聞いていた私は「ネンキン」は「年金」だと思ったわけです(トホホ)。で、「明治時代に年金なんてあったの?あれは昭和に入ってからでしょ」と(>_<)。
当然二人はポカーンとしたあとに、大爆笑ですよ。「ネンキン違いだよ。こっちのネンキンは粘菌。粘る菌、わかる?」って。
だから、「粘菌の南方熊楠」は忘れられない名前になりました。よかったね(←何が?)
こちらもそんな経緯がありましたので、真剣に読みました(笑)。
岡本太郎はさすがに私でも知っておりました。といっても知ったきっかけは、1970年大阪万博の「太陽の塔」で、それ以外は実はあまりよく知らなかったんですけど…。
そんなこんなで、第三章はかなりおもしろかったです。

それにしても、知らないことが多すぎる。以前から多少(?)自覚はあったけれど、自分の無知というか、教養のなさを、改めて思い知らされることになりました。ということで、だから勉強はやっぱり大事だよ、好奇心も大事だよ、いろんな本を読まなくちゃだめだよ、というお話しでした。ちゃんちゃん。