読書の日々
実家と自宅を行き来する日々が続いている。
往復の電車の中で、病院の待合室で読書している。
あれこれ読んでいるけれど、最近心に残ったのは上記二作。
宮部さんの『きたきた捕物帖』は本当に久しぶりに楽しい作品だったし、青山さんの『つまをめとらば』は本当に久しぶりにしみじみとした味わいの作品であった。
どちらも大変読みやすく、するすると読めた。
還暦過ぎたらそういうのって大事。
宮部さんの方は「新シリーズ始動!」と帯に書かれているから、この先も続いていくのだろうか? それだったら嬉しいし楽しみ。
この作品では『初ものがたり』に出てくる謎の稲荷寿司屋台の親父の正体(?)らしきことが書かれている。そして主人公北一が住んでいる富勘長屋は『桜ほうさら』の主人公「笙之介」が住んでいた長屋。「笙之介」という人物名が長屋の住民たちから漏れ聞こえてくる。長屋の「太一」もちょいとだけだけれど出てくる。いずれこれがなんらかの形で関係してくるのか、あるいは単にそうなんですよと言うだけのことなのかはわからないが。