西條奈加の作品を読む
この前遊びに行ったとき、友人から西條奈加の本を借りた。
《隠居すごろく》
これはすごくおもしろかった。
で、それなら西條奈加の他の本も読んでみようと図書館で4冊予約した。
それが《ごんたくれ》と《善人長屋(シリーズ)》。
なんだけれど、《ごんたくれ》は早々に読むのをやめてしまった。
おもしろくないわけではない。ちゃんと読めばきっとおもしろいだろう。
《ごんたくれ》は、曾我蕭白と長沢芦雪をモデルにした絵師の話。
芦雪の絵は好きだし、他にも、円山応挙、伊藤若冲、池大雅など、名だたる絵師が登場して、そういう意味でも楽しみにしていたのだけれど・・・。
自分でもよくわからないが、途中で読めなくなってしまった。
夫はおもしろいよ、と言っているが。
とにかくこれ以上読めないと思ったから、善人長屋のシリーズを読み始めた。
こちらはおもしろく読めた。
つまり、時代小説は江戸モノしかだめなんだろうか、私・・・。
おかしいな、藤沢周平の小説は山形が舞台でも、おもしろく読めたのに。
江戸モノでも、幕末モノはほとんど読まない。
食わず嫌いなんだろうけれど、読み始めても最後まで辿り着けないことが多い。
好きじゃない、読めないのにはきっと理由があるのだろうけれど、それを深く追及する気もないし。