日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

三島屋変調百物語シリーズ

友人からシリーズ全て(単行本で)を借りて一気に読んだ。『泣き童子』まではすでに読んであったのだが、あらためて読むと『おそろし』と『あんじゅう』はほとんど忘れていたので、新鮮な気持ちで読めた。

シリーズは順に
『おそろし 三島屋変調百物語事始』(角川書店
『あんじゅう 三島屋変調百物語事続』(中央公論新社
『泣き童子 三島屋変調百物語参之続』(文藝春秋
『三鬼 三島屋変調百物語四之続』(日本経済新聞出版社
『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』(角川書店
となっている。
文庫は参まですべて角川文庫から出版されているが、単行本は、最初と最後を除き、それぞれ違う出版社というのが意外だった。これは初出がそれぞれ違うという事情があるから(だろう、たぶん)。


出版社が違うので、装幀、挿絵、本文デザイン、帯、それぞれ違う。全部を一度に見るとそれぞれの違いがわかって、それだけを見比べても楽しい。
とりあえず『あやかし草紙』でシリーズ第一期は完結だそうで、ということは第二期もあるんだろうか? あるんだろうな。
第一期の中では、『あんじゅう』と『三鬼』が好きだった。


何冊目だったか、メモが一枚入っていた。夕飯のお買い物、お花とか、ケーキとか、タバコとか・・・。
そうそう、お買い物メモをきっちり書いていかないと忘れちゃうんだよ。でもこれが本に挟まっていたということは、メモを持たずに買い物に出かけちゃったんだろうな、きっと。