三島屋変調百物語シリーズ
友人からシリーズ全て(単行本で)を借りて一気に読んだ。『泣き童子』まではすでに読んであったのだが、あらためて読むと『おそろし』と『あんじゅう』はほとんど忘れていたので、新鮮な気持ちで読めた。
- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/04/25
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- 作者: 宮部みゆき
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シリーズは順に
『おそろし 三島屋変調百物語事始』(角川書店)
『あんじゅう 三島屋変調百物語事続』(中央公論新社)
『泣き童子 三島屋変調百物語参之続』(文藝春秋)
『三鬼 三島屋変調百物語四之続』(日本経済新聞出版社)
『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』(角川書店)
となっている。
文庫は参まですべて角川文庫から出版されているが、単行本は、最初と最後を除き、それぞれ違う出版社というのが意外だった。これは初出がそれぞれ違うという事情があるから(だろう、たぶん)。
出版社が違うので、装幀、挿絵、本文デザイン、帯、それぞれ違う。全部を一度に見るとそれぞれの違いがわかって、それだけを見比べても楽しい。
とりあえず『あやかし草紙』でシリーズ第一期は完結だそうで、ということは第二期もあるんだろうか? あるんだろうな。
第一期の中では、『あんじゅう』と『三鬼』が好きだった。
何冊目だったか、メモが一枚入っていた。夕飯のお買い物、お花とか、ケーキとか、タバコとか・・・。
そうそう、お買い物メモをきっちり書いていかないと忘れちゃうんだよ。でもこれが本に挟まっていたということは、メモを持たずに買い物に出かけちゃったんだろうな、きっと。