バレエ『ボディ&ソウル』を観る 〜NHK BS〜
テニスの全豪オープンも終わり、夜中に見る番組がなくなった。
で、なんとなくザッピングしていたらバレエをやっていた。
コンテンポラリー・・・だよね? アバンギャルドな振り付けだなー、これってもしかしてパリオペラ座? と思ったらそうだった。やっぱりねー。
ということでテレビを見つつスマホで検索したら、たいそう評判になった舞台だそうだ。そうだろうなー。
振り付けがクリスタル・バイトという新進気鋭の振付家らしい。そうなのかー。
で、何はともあれじっくり見てみましたよ、と。
全三幕。
音楽とともに台詞(モノローグ?)が付いているバレエって初めてみたような気がするな。
フランス語がわからないので何を言っているのかはわからなかった。
でもどうやら3幕とも同じ台詞だった・・・らしい。(←フランス語がわかんないから確かじゃないけれど)
で、そう考えると3幕にした意味もなんとなくわかろうかというもの。
圧巻は第一幕かな。
波が押したり引いたりを、数十人のダンサーが肉体で表現する。
ああ、よくスポーツ観戦なんかで観客がやるウエーブをうーーーーんと高度に表現したんだなー、なんてこういう感想は失礼かもしれないが、ま、でもそう感じた。
押し寄せる波、受け止める岩、砕け散る波、波に負けそうになる岩、そんな感じでなんとも見ていてワクワクする。
一糸乱れぬ群舞ではなく、様々な動きをしているのに妙に一体感がある。
第二幕はショパンの「24のプレリュード」から。
パ・ド・ドゥを中心に、ところどころおもしろかったけれど、ちょっと退屈でもあった。
第三幕はなんつーか、よくわからん。昆虫?のようなラテックスの衣装でゾロゾロ出てきて踊っている。何故にこの衣装? で、途中からお神楽みたいな衣装の人も出てきて、私、一体これって????の気分。
で、そうやって全三幕が終わって、ふーっと一息入れたら、大袈裟(?)なタイトル『ボディ&ソウル』を付けた理由もなんとなく理解できたような気がする、なかなかに凝った舞台だったのであります。
でも、バレエ鑑賞があまりに久しぶりで、よくわからんうちに終わってしまったというのが正直な気持ちかも。