日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

落花生と破竹

このブログで何度も書いているが、私は千葉県出身で、落花生が大好きだ。

バターピーナッツ、煎っただけの落花生、茹で落花生、味噌ピーナッツ、ピーナッツ煎餅、お総菜もお菓子もどれも好き。

 

この連休、実家に行った。

すると父が剝いた生の落花生を袋いっぱいくれた。約400g。ご近所の方にいただいたらしい。乾燥はしているから、これは味噌ピーナッツにしようと思った。

で、今日作ってみた。400g全部。弱火で約15分炒め、味噌、砂糖、酒、蜂蜜を入れて出来上がり。(本当は味醂らしいけれど、切れていたから酒で代用。ま、似たようなもんだし・・・)

煎っている間、少し目を離したらちょっと焦げたけれど、ご愛敬?!

食べてみたら、買った味噌ピーナッツよりおいしい!

買ったのよりも味噌と砂糖の割合が少ないから落花生の味がしっかり味わえる。

なんだかすごく懐かしい味だった。昔、実家で母が作ってくれたみたいな、そんな素朴な味だった。

 

夫と長男に食べさせたら、普段買った味噌ピーナッツはほとんど食べないのに、おいしいと言ってくれた。よかったよかった。

 

実家にいるときに、近所の友人の旦那さんがご自宅の裏山で採れた破竹のタケノコを持ってきてくれた。

破竹は父の好物で、毎年そのお宅から頂いている。孟宗竹のタケノコよりもずっと細くてアクが少なく、柔らかいので、調理がしやすいし、おいしいのだ。

それもいっしょに貰ってきた。

破竹のタケノコは掘らずに地面に出ている部分を切る。切りたてだったらあく抜きもせずにそのまま調理できるが、すでに2日たっているし、食べきれない分を保存するためにも、茹でた。この時も糠など入れずにただの湯で大丈夫。

それで、昼食にさっそくタケノコご飯を作った。

今までタケノコご飯は、タケノコを細かく刻み、キノコを入れたり、油揚げを入れたりして、砂糖や醤油で味をつけ、混ぜご飯にすることが多かった。

でも今日は、先月日本橋和食屋さんで食べたタケノコご飯がとてもおいしかったので、その味に近づけたいと思った。それでタケノコを大きめに切り、仲良しの友人から貰った梅昆布(お湯だけさして昆布茶やお吸い物としてもおいしいが、お米に混ぜて炊き、寿司飯にしてもすごく美味しい!)と、少々の塩、薄口醤油だけの炊き込みご飯にしてみた。

すると、梅昆布だしのおいしさと、タケノコの食感がとてもよく、お店の味にかなり近づけたと自負している。

 

私の実家のある町はなんの変哲もない、たいして面白くもない、そんな町だとずっと思っていた。それはまあ、今でもそうなんだけれど、こうして地元で採れたモノを調理して食べると、なんとも言えない気分になる。故郷ってそういうものなのかもしれない。