日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

東急Bunkamura ザ・ミュージアムにて

先日、夫と観てきた。
2018/1/6(土)−3/11(日)開催。
「好奇心のコレクター、ルドルフ2世の壮大なプライベートミュージアムとは?」というキャッチコピーの割には、うーん、普通かなという感じだった。ルーラント・サーフェリー(1576〜1639年)、ヤン・ブリューゲル(父)(1568〜1625年)、ジュゼッペ・アルチンボルド(1527〜1593年)の作品が、本展覧会の主力ってことなのかな・・・と思いつつ。
展示された作品は絵画が圧倒的に多く、珍奇(?)なコレクションはほとんどなかった。工芸品が素晴らしく、それらをもっと多く観たかったというのが正直なところ。
でも、Bunkamura ザ・ミュージアムのスペース、世界に散逸しているコレクションを集める苦労を考えれば、仕方がなかったんだろうと思う。それに皇帝の権力と財力の凄さはちゃんと伝わってくる。


昨年の国立西洋美術館の『アルチンボルド展』が観に行けなかったので、アルチンボルドの作品があったのはうれしかった。アルチンボルドに影響された花やら果実やらで人間を描いた別の画家の作品もあったが、同じスペースに展示されていたのでアルチンボルドの技術の凄さが強調されて、こんなに違うモノなんだと気付かされた。デンマーク天文学者ティコ・ブラーエの肖像画(作者不詳)もあって、そういう意味では行って良かったと思う。


展覧会を観る前に手帖を買った。


 

表紙と裏表紙

Lisa Larson(リサ・ラーソン)のスパイキー手帖。