日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

渋谷はいつでも人が多い(>_<)

夫と河鍋暁斎展を観に行った。
いつ行っても人が多いところだ、渋谷は。
駅前のスクランブル交差点では沢山の人が写真を撮っていた。
自撮り棒っていうんですか、あれを使ったり、あるいは手を延ばして自撮りしている人も多い。
観光名所なんだな。



河鍋暁斎の肉筆画が多く、見応えのある展覧会だった。
弟子である、建築家ジョサイア・コンドルはコンダーと表記されていた。
外国語の読みを日本語で表そうとすると無理が生じる。どちらが正しいとかいうことではなく、まあ、そうなのね、と。


しかし、いつも思うが、浮世絵は展覧会で観るには辛いものがある。
細かく描き込まれているのに会場が暗くて、老眼の私には細部が見にくい。
いつも双眼鏡を持って行って見るのだが、すべてをそれで見ようとするとかなり疲れる。
今回は肉筆画が多く、掛け軸など大きな絵もあったのだが、それでも細部を見るのは大変だった。
太田美術館のように浮世絵専門の美術館だと浮世絵のような小さい絵も見やすく展示されているが、Bunkamuraは残念ながらそうなっていないし。


展覧会は序章から始まり、第一章〜第六章まであり、途中に、笑うー人間と性、のコーナーがあった。暁斎春画コーナーである。図録にも掲載されている。
(ただし、Bunkamuraザ・ミュージアムの公式サイトの「ビジュアルツアー」では紹介されていない)
これまでだったら春画は紹介されなかったのではないかと思う。一作年の「春画展」(永青文庫)の成功が今回の公開にも繋がったのではないか、と感じた。
暁斎春画はなんともユニークで思わず笑ってしまう。特に《笑絵三幅対》の一つは、性行為中の男女に対する猫のしぐさが大笑い。


暁斎は動物の絵が多いが、猫と蛙の絵が私は好き。

展覧会に行くとミュージアムショップで小さいグッズを見るのが楽しみ。
図録は毎回買っているが、それ以外だと最近はクリアファイルや一筆箋を買う。軽いし安いし(笑)。
でも、今回は暁斎の蛙や猫のグッズが欲しかったのに、欲しいと思えるデザインがなかった。
それがちょっと残念。
それでガチャガチャをやってピンバッジを二つ購入。あとはスタンプ。手ぬぐいも欲しかったが、欲しいデザインのは売り切れだったようだ。
なんか、今回のグッズは、私にとってはいまいちだったな。