日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

作品が送られてきた

全体草稿を提出してから毎日整理整頓なんかしていて、そうそう陶磁基礎の作品もこれから返ってくるんだなと思っていたところだった。
3ヶ月くらいかかるというお話しだったので、11月頃、早くても今月末だと思っていたら、2ヶ月もかからずに送ってもらえた。


思ったよりもできあがりは綺麗だった。
釉薬かけるとこんなに見た目って変わるんだなと改めて思った。
AとBの2種類の釉薬があって、それぞれのできあがり見本があったので、作品の底に、AかBを記入してかけてもらった。
もうどれがAだったかBだったかすっかり忘れていた。
私は素焼きだけの仕上がりは選ばなかったので、その2種類の焼成
できあがりを見て、私はツルッとした白い仕上がりのAが良いなと思ったのだけれど、夫はちょっとざらついた黄味がかったBの方が気に入ったらしい。人の好みは様々。


こうして仕上がってみるとどれも妙に可愛い。
苦労したからとかじゃなく、私の手の痕跡が残っているところがいじらしいんだな。
いかにも素人がこしらえました的な、およそ美大生が作ったとはとても思えない、下手くそで、芸術性のかけらもない作品の数々を、こんな風に楽しく見ることができるなんて、スクーリング中にはとても考えられなかった。


そしてヘタだけれど、少なくても実用的ではある。私はその昔「○○(←私の苗字)日常」と呼ばれたことがあるほど、日常生活から離れられない女である。旅行に行っても、イベントに行っても、ドコに行っても日常生活から離れられない。
なので、今回実用品ばかり作成し、無事焼き上がったことは、私としては上出来だ。
そして、あの時一番ベタというか、面白味がないと思われた作品が一番良かった(ように感じられた)。
ほんと、焼き上がってみないとわからないものだ。