日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

通信教育課程在籍者数(コース別集計表)

月刊『武蔵美通信』では9月号と翌年2月号に、その年度の通信の在籍者数をコース別に集計し載せている。
9月号には7月の時点、翌年2月号には12月の時点の在籍者数を。
私は今年6年目なので、今年の9月号まで、5年半分のデータを持っていることになる。
これまでも見てはいたが、ふーん、こういう数字なんだと思うだけだった。
でも、いよいよ卒業が頭の隅にちらつき始めたら、妙に気になってしまった。
それで、ここはちょっと整理して見てみよう、できれば分析なども(笑)という気になった。
どういうわけか、集計は月号によって微妙に表記の仕方が違うので、自分が見やすいように統一して、エクセルで作成してみた。
ついでに、卒業制作作品集を見て、卒業生の数も数えて表に入れてみた。


私が入学したのは2012年4月なので、2012年7月から始まり、2012年12月、2013年3月(卒業生の数)というように順番に入力。
コレはコレで中々興味深いデータとなった。
数字上で推測、判断するしかないのだが、退学者の数は思っていた以上に多い。


まず、在籍者の総数が年々減っている。もちろん年によって多少の差はあるが、私が入学した2012年以来、総数は毎年100人単位で減っている。
2012年12月の時点で2723人いたのが、今年7月の時点では2070人。
卒業者がいても新年度は入学者もいるのだから同じくらいかと漠然と思っていた。
一番単純な理由は新入生が減っているということ。


あとは、こちらも単純に考えて、12月の時点の総数から年度末3月の卒業数を引き、新年度7月の1年次生を足したら、それが新年度7月の総数になるはずなんだけれど、毎年その数にはならず、減っている。減っているということは、12月から翌年7月までに退学した人が少なくてもそれだけいると考えられる。


例をあげると・・・

2012年12月の在籍総数        2723人
2012年度卒業生(2013年3月卒業)   229人
2013年7月の1年次総数        222人        

2723人-229人=2494人(これが卒業せずに残った在学生の数ね)
2494人+222人(新入生)=2716人 
になるはずなんだけれど、2013年7月の在籍総数は2513人。 約200人少ない。
他に2年次編入、3年次編入の人も毎年いるのだから、それも考えるとけっこうな人数が退学しているんだな、と思った。


他には、7月と12月を比べるとほとんどの年度で微増している。これは10月入学者がいるからなのだが、これまた微妙に減っている年もある。


そのほかに、同じ学科・コースでも各年次で在籍者数がかなり違うのがわかる。これは在籍していれば理由はすぐわかる。
1年次→2年次と3年次→4年次は自動的にあがれるので問題ないが、2年次→3年次、4年次→卒業は条件をクリアするのが大変なので、どうしても2年次と4年次の数が多くなる。つまり留年する人が多いってこと。私などもそのうちの1人。2年と4年でそれぞれ足踏みしている。
ほとんどの学科・コースはそうなるのだが、文化支援コースだけはちょっと特殊で、3年次の数が2年次を上回る年がある。文化支援コースは3年次編入者がそれだけ多いということ。芸術文化学科は他の学科と違い、芸術系の大学以外でも、短大卒でも、専門卒でも、単位が62単位以上認められれば3年次編入ができるからだ。
実際、私は3年次の必修科目のスクーリングで3年次編入者が多いので驚いた記憶がある。でも同じ芸文でも造形研究コースはそうならないのだから、皆さん学芸員の資格を取りたくて入ってくるということがわかるわけです。(造形研究コースでも資格は取れるけれど、文化支援コースと違って通常の学費とは別に学芸員資格取得のための費用を納める必要がある。どうせ似たような勉強するなら、ついでに学芸員資格も取得したいと考えるよね)追記:スミマセン、間違えていました。芸文学科ならば、造形研究コースでも学芸員課程履修費は必要ないようです。以下、在学生ページのよくあるご質問「資格関係についての質問」より抜粋を載せます。芸術文化学科文化支援コース以外の学科・コースであっても、3年次で学芸員課程の登録手続をし(芸術文化学科以外の学生は学芸員課程履修費が必要です)、博物館に関する科目(=芸術文化学科専門科目)等の単位を修得することで学芸員の資格を取得できます」だそうです。
そういう事情の文化支援コースでも、やはり3年次の方が少ない年もあるわけでして、じゃあその分2年次が例年より多いかというとそうでもなく・・・単純にその年は3年次編入が少なかったということかもしれないけれど・・・。


などなど、ざっと眺めただけでもこれくらいはわかる。
いや、根気よく調べてもこの程度かもしらんけど。


ま、こういうことを調べてみるのも案外楽しいよ、という話でした。