日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

webキャンパスにて

2016年度の芸術文化学科(造型研究コース。文化支援コース)の卒業者名と卒論のタイトルがネットフォーラムに記されていた。(卒制を履修するとネットフォーラムで見ることができる)
2016年度の卒業生は19名(造型研究コース4名、文化支援コース15名)だった。
昨年、卒制のスクーリング受講者名簿は32名だった。そのうち2名(だったかな?)欠席されていたので約30名が受講した。
ネットフォーラムに出ていた卒業生のお名前をスクーリングの名簿と照らし合わせたら、13名だった。6名が前年度以前にスクーリングを受講していたことになる。
昨年度卒論に取りかかった約「五分の二」だけが卒業。
半分にもならない。


他の学科に比べて芸文は、卒制のスクまでいってもその年に卒業できる人が少ないように感じられる。
それは卒制のスケジュールが他の学科に比べてどれも早いという事情が大きいだろう。

卒論の計画書・5月初旬必着
第1回スクーリング・7月 
中間報告・7月下旬必着
第2回スクーリング・9月
全体草稿・10月中旬必着
完成原稿・1月下旬提出
と、それぞれの提出期限が他の学科より早い(他の学科のスケジュールを詳しく知っているわけではないけれど、多分そうだと思う)。


これは、先生方が卒論を読む時間を確保するという事情があるのだと思う。
卒論の添削は田村先生と金子先生で、両先生とも添削はとても早い(それぞれ他に数科目担当されている)。それでも卒論の草稿を読んで添削となるとそれなりに時間がかかる。添削は分担しているのでどちらかお一人だが、両先生はすべての論文に目を通す(というお話しだった)。草稿の次には完成原稿を読まなくてはならない。先生方にとってもとにかく時間がかかる作業なのである。


私は昨年、まだまったく見通しの立たない中、もしかしたら卒論までいけるかもしれないという、かすかな希望を持って、後悔の無いようスクーリングだけは受講した。どんなふうに進めたらよいのか、早めに聞きたかったということもある。
そういう人は私だけではなかっただろう(きっと)。
スクーリングや草稿、完成原稿提出期限が早いといっても、計画的にきちんと進めていれば卒業された16名のように書けるのだ。言い訳にもならないが、ただ、私のように見切り発車になる人が多いことも確かだろう。
その結果が如実に数字として表れている。


もし、他の学科と同時期のスケジュールだったら、私はもう間に合わないと判断して、スクーリングを次年度に先送りしていたかもしれない・・・。
結果的には同じ事なのだが、良くも悪くも、芸文の卒制事情はこうなのである。