日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

西洋美術史の本と、木下先生の著書

連休が始まったが、課題をやるわけでもなくダラダラ…。天気がよいので洗濯だけはしっかりしている。連休後半は大掃除しようかな、なんてことを考えながら図書館へ。
新刊案内を見ていたら、これがあった。

シリーズ全8巻。この本は三冊目の出版。
既刊は、『5・ルネサンスⅡ 北方の覚醒 自意識と自然表現』『8・20世紀越境する現代美術』人気のありそうな時代から順に発刊されているようだ。


西洋美術史は1も2も単位修得しているが、勉強は続けるべきだろう、うん。
まだパラパラとしか読んでいないけれど、私が履修したときに読んだ本よりもおもしろい・・・と感じた。
毎度のことながら、履修中はとにかく早くレポートを仕上げなくてはと焦っているから、おもしろいと感じる余裕がない。それほど興味はないけれど課題だからやるしかない、って感じですかな。
なんだけれど、レポートを書いて添削して貰ってという経過をたどっていくうちに何となく興味が湧いてくる。
あの時焦って書いたけれど、こういう考え方もあるんじゃなかろうかとか、あ、こんなおもしろい解釈もありなんだとか。
建築史だってちんぷんかんぷんで、試験が終わったときは心底ほっとして、これでもうややこしい建築様式とおさらばだわと思っていたのに、テレビなんかでヨーロッパの古い建物を見るとついあれは○○様式かしら?なんてね。それで調べちゃったりする。


歴史が大の苦手で、○○史の履修はどれも辛かったけれど、図書館で目にすると借りてしまう私。これは何かの後遺症?ですかね。


股間若衆―男の裸は芸術か

股間若衆―男の裸は芸術か

↑こちらは、生涯学習概論のスクーリングで講義をして下さった木下先生(東京大学大学院教授)の著書。木下先生はたくさんのおもしろい著書がある。


これは2016年にタモリ倶楽部でも取り上げられていて、木下先生も出演されていた。その時のタイトルが「芸術の股間を考える美の巨○ンたち」(笑)。
たまたま、夫とテレビを見ていたのだが、二人同時に叫んだ。「木下先生!」
で、次には同時に「木下先生、知ってるの?」という質問になった。私は前述の通りスクーリングで、夫は仕事で木下先生にお目にかかったらしい。
この本も家にあったのである。あら、びっくり。知らなかった。
ということで、その中には朝倉文夫の作品も当然ありまして、後日朝倉彫塑館について書く時に参考にさせてもらおうと思っていたのだけれど、レポートには使えなかった…残念。

↓続編も出ました。できたてのホヤホヤですが大層話題になっているそうです。

せいきの大問題: 新股間若衆

せいきの大問題: 新股間若衆



東京の銅像を歩く (ポケットビジュアル)

東京の銅像を歩く (ポケットビジュアル)

で、銅像については『東京の銅像を歩く』のほうが早く出版されていた。
この中の野口英世像についてが、なかなか驚きだった。
いや、銅像自体は普通なんだけれど、野口英世って、すごい破天荒な生き方をした人だったと知って驚いた。野口英世については小学生の時に伝記を読んだだけだったからな〜。ああ、びっくり。


それと朝倉文夫が制作した銅像はわかった。これってもしかして・・・と思って制作者名を見たら朝倉文夫だったから、あ、少しはわかるようになったんだ私、と思った。
それだけのことなんだけど、ちょと嬉しい。