日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

連休で実家へ

実家に行ったついでに友人に会った。
友人は小学校教諭で、今年度を最後に定年退職する。長い間お疲れ様でしたと言いたい。
その友人がずいぶん前に受け持ったクラスの教え子が、最近中華の店を開いたそうだ。
それで、そこで昼食をということになった。
先生は何年経っても教え子がかわいいものらしい。


私の実家は農村地域で、市街地からはかなり遠い。(幹線道路沿いでもない)その中華のお店も実家と同じくらい近隣は農家ばかりの地域である。
そんな場所で中華のお店、やっていけるのか?と、私はかなりびびりつつ出かけた。
なのだけれど、料理はおいしかった。ゴールデンウィークのせいかお客さんも多かった。東京の自宅近辺の一流とまではいかなくても、おいしい中華料理のお店と比べて遜色ない。隣の市にある大きな中華料理店で修業したとのことだった。
私はそちらのお店も行ったことがないので、よくわからないけれど、たぶん一生懸命修業したのだろう。料理がおいしくて友人にとっても良かったと思った。せっかく行ったのに、これじゃぁねと思うのは私も辛いし、友人はもっと辛いだろうから。


さて、お料理に満足して帰る前にトイレに行った。
新しいお店だからトイレも綺麗だった。そして洗面所の蛇口と洗面台がいたく気に入った。

コーヒーカップの洗面台と、レトロと言えばよいのか、モダンと言えば良いのか、そんな蛇口がついていた。
趣味が良いとまでは思わないのだけれど、初めて見るタイプだったので嬉しくなった、というところかな。
私は一年次の「デザインリサーチ1」で、トイレの手洗いに取り付けられている蛇口の栓だけを写真に撮りまくって課題を制作した。
いろんなタイプの栓があって、それはそれは楽しかった。
公園、役所、学校、劇場、飲食店、デパート、駅、イベント会場、道路際にある公共のトイレ、などなどなど。たくさんのトイレにお邪魔した。綺麗なのも、汚いのも、平凡なのも、思いっきりモダン(ミニマリズムだった!)なのもあった。
あの時、これもみていれば絶対に入れただろうな。
今はもっともっといろんなタイプの蛇口、栓、洗面台があることだろう。
トイレ(トイレの造作や便器)の本はあるのに、なぜトイレの手洗いの蛇口の本はないのだろう?(そんなの私くらいしか見たい人がいないかも)
そういえばあの時、先生に「トイレの手洗いの蛇口だけって、そんな人初めてです」と言われたような記憶が・・・・。


デザインリサーチ1はその後課題が変わったようだけれど、たぶん似たようなものだろうと想像する。
誰かもっと蛇口の栓を掘り下げたリサーチしてくれないかな。(でも私が見ることはできないのよね)