日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

レポートは提出したが

がんばれ美術館ボランティア

がんばれ美術館ボランティア

昨日、文化支援研究のレポートは郵送した。
本当は予約した本を読んでからと思っていたのに、せっかちな私は、待たずにもういいやで送ってしまった。
ほんとにせっかちで、そうしちゃ後で後悔する。(ま、先には後悔できないわな)


今日、予約した本が届いたと連絡があったので、すぐに取りに行き、読んでみた。
タイトルから、私は美術館ボランティア経験者の本か、美術館関係の人が書いた本かと想像していたが、だいぶ違った。
読み始めて最初は、コレを読んでからの方が良いレポートになったかも、とやっぱりの後悔をした。
しかし、読み進めていくうちに、まてよ、これは読まずにレポートを仕上げて正解だったかもとも思った。
この本を読んでレポートを書いたら、支離滅裂になったかもしれない。
それはこの本が悪いのではなく、それくらい美術館ボランティアは様々な問題を孕んでいるからだ。読んでいて悲しくなってしまった。
ボランティア、美術館(施設)、学芸員、行政のそれぞれの思惑があり、それぞれの意思疎通がうまくいっていないのがわかった。
『がんばれ美術館ボランティア』は2001年発行。15年経っているから現在は少しは良くなっているのだろうか。それとももっとひどいことになっているのか、変わらないままなのか。


文化支援研究の課題では(たぶん)そこまでの回答は求めていない(だろう)。
だってそれを書き始めたら2000字ではとても無理だもの。
とすれば、私の頭の中だけで考えた理想論をつらつら書いたレポートは、それはそれでよかったかもしれないなと思った。
思ったと言っても、評価するのは先生だから、やっぱりこれじゃいけません、ということになるかもしれず、そしたらこの本でわかったことを書いてみようかなと思った。


ジレンマ、という言葉が学習指導書にも、この本にも出てきた。
この本を無視して書いて合格かもしれない、しかし無視せず書けばもっと良いレポートになったかもしれない、だけど、大失敗の可能性もある。どちらを選んでもなんらかの不利益?がある(のか?)…いや、私はジレンマを感じる前に進んじゃうと言う性格だから。