大野左紀子さんの本、その２

アート・ヒステリー ---なんでもかんでもアートな国・ニッポン

この本は3/16に紹介した『アーティスト症候群』の続編のような本。
前作が「アーティストってなんだ？」に対し、本作は「アートってなんだ？」になっている。
両方読んだ方がよりわかりやすいと思う。
これを読むと昨日の『がんばれ美術館ボランティア』の内容がまた違ったモノに思えてくる。
日本に於いて美術館とは教育機関なのだという前提で私たちは博物館学を学んでいるのだけれど、さて、その前提を一度立ち止まってきちんと考えた方がいいんじゃない？と思わされる本である。（否定しろということではない）