日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

『ミュージアムと生涯学習』

スクーリング前に読むべきなのだけれど、今頃読んでいる。
いろいろおもしろい。
ポール・ラングラン(Paul Lengrand、1910年-2003年フランス)の生涯教育論がおもしろい。
マーシャル・マクルーハン(Herbert Marshall McLuhan, 1911年7月21日 - 1980年12月31日カナダ)のメディア論に通じるものを感じる。
生涯学習の理念が最初に発表されたのが1965年、マクルーハンのメディア論や『グーテンベルクの銀河系』が発表されたのも1960年代。
きっと世界中が新しい時代に向かって大きく動き始めていた頃で、ラングランやマクルーハンのような先見の明がある人は感じることが同じだったのだろうと思った。

そして、彼らの予言(?)通りになっている部分もあるのだが、では予想された通りになっているからといって、それに対処できているか?これから改善されていくか?と問われたら、どうだろう?と疑問符がたくさんつく。
いろんな意味で当時よりも進化しており、それは予想通りである。改善された部分もたくさんあるはずだ。が、それによって新しい問題も浮き彫りになってきている。それはある意味、その当時予想されたことよりもはるかに深刻になっている場合もある。
結局、どんなに社会が変わろうと、環境が整備されようと、人間そのものは進化しないということなんだろうか?

とかなんとか、考えているけれど、諦めてしまってはなにも進まないので、今できることを考えてやっていくしかないのだろうな…なんていうところに凡人は着地するしかないわけです。

ということで、通信課題も考えなくてはいけないのに、まだ何にも決まっていない。