日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

一から考え直す

そろそろメディア論課題2のレポートを書く準備に入ろうと思った。
それで、もう一回学習指導書を読み直した。が、何回読んでもどうもよくわからない。
よほど頭が悪いのだろう。
しょがないから夫にも読んでもらって、何をレポートに書けば良いのか、教えて下さいと頼んだ。
夫も唸りながら読んでいたが、私とは違う解釈をしたようである。
少しは方向性が見えてきたが、それでもどうも釈然としない。


そもそも「メディア論」とはなんなのか?
「博物館における視聴覚メディア」とはどういう意味なのか。
「メディア論」が学芸員資格取得の必修科目なのはなぜなのか、調べた。


すると、1997年の博物館法規則の改正で、それ以前の「視聴覚教育」が「視聴覚教育メディア論」に、さらに2012年の改正で「視聴覚教育メディア論(1単位)」と「博物館情報論(1単位)」の二つの科目を一つにした「博物館情報・メディア論(2単位)」となったことがわかった。ムサビ通信ではそれを「メディア論」という科目名で教えているらしいと気付いた。


文部科学省の定める「大学で修得するべき博物館に関する科目の単位」は、生涯学習概論(2)、博物館概論(2)、博物館経営論(2)、博物館資料論(2)、博物館資料保存論(2)、博物館展示論(2)、博物館教育論(2)、博物館情報・メディア論(2)、博物館実習(3)の19単位。

ムサビ通信では「博物館に関する科目」は「生涯学習概論(2)」「ミュゼオロジーI(2)」「ミュゼオロジーII(4)」「メディア論(2)」「博物館実習(3)」「博物館資料保存論(2)」「博物館展示論(2)」「博物館教育論(2)」の計19単位となっている。
「ミュゼオロジーI」で博物館概論、「ミュゼオロジーII」で博物館経営論、博物館資料論を学ぶということになっている。


つまり私が思っていた、一般的な「メディア論」とはちょっと異なっていたのである。
道理で課題1でわけがわからんことになっていたはずだ。
いかに、シラバスも学習指導書も、いい加減に読んでいたかがわかるこの事実。


追記え〜と↑のようなことは実は3月23日にもこのブログに書き込みしてるんですね。まだ新年度が始まる前に教科書だけ読んでいたんだった。それなのに、すっからかんと忘れていた。


それでもう一度学習指導書を読み、少しだけれど以前よりはわかって来た(気がする)。
まだ、理解したと言うには早すぎるが、少なくても、これまでの考えを一旦横に置いてやりなおしだと思った。


連日せっせと美術館や記念館を見てまわったが、どうやら、見るべきことを誤っていた。
指導書の内容を理解していなかったのだから仕方がない。


指導書を読んでもよくわからないからと、先走りして美術館巡りをしたことは、結果的に遠回りになったが、無駄にはなっていない(と思う)。
おもしろかったし、得たモノはそれなりにある。
美術館、記念館を見て楽しかったこと、知ったことは、この先の勉強に役立つと信じている。
今度はきちんと考え、計画して、博物館巡りをしてみよう。
また違った景色がみえてくるはずである。
それを楽しみに、自転車で秋の景色も眺めつつ、がんばって博物館巡りをしてみよう。