日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

『民俗学への道』宮本常一著作集1

この本は「民俗学」(造形文化科目)の教科書です(昨年度の時点で)。
以前にも書いたとおり、「民俗学」は「造形民俗学」(芸術文化学科専門科目・文化支援コース選択必修科目)と先生が同じです。なんで二つに分けるのか?
ま、それは置いておきまして、「民俗学」は昨年履修登録したモノの手つかずでしたが、教科書はそのままありますから、今年度はその教科書を「造形民俗学」の参考図書にしてしまおうと思いまして。
それにしても何故専門科目の教科書があれ(『藁の力』)なんだろう? こちらの方が専門科目の教科書にふさわしいように思うんだけど…。っていうか、『藁の力』はそもそも「民俗学」の副読本的なものであったのだから…なんというか、ま、いいけど。
それはともかく、まだ、パラパラとしか読んでいませんが、とても良い本に思えます。
内容もさることながら、製本もきっちりしていて、ハトロン紙で巻いてあるし、函付き。
昔の本(1968年初版)だからということもあるし、学術書(専門書)だからということもあるかも。私の手元にあるのは2006年版です。その時点で3200円+税でございます。おー、勉強しなかったけど、履修登録して良かった!
しっかりこの本を読んで、「造形民俗学」を勉強すれば、「民俗学」と両方勉強したことになるんじゃない? とかなんとか、合理的(ものぐさ)な私はホクホクしています。

考えようによっては、昨年度「民俗学」をきっちり勉強していれば、今年度の「造形民俗学」が楽になったはずだとも言えるが、モノは考えよう、良い方に考えねば損だわね。

アマゾンに新刊が出ていません。売れないんだなー、きっと。良い本だと思うのに。
追記:宮本先生は民俗学の第一人者でした。そしてムサビの名誉教授でした(汗)。(6/19)