日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

苦節三年、最初で最後の参考作品(たぶん)

夕方、出かけるところだったけれど、ポストに入っていたので一旦家に戻って確認してから、と。
先生、優しい! すごく優しい講評だった。
しかも1点、参考作品になっていた。
ああ、こんな日が私にも来るなんて…。
いろんな人のblogで参考作品になったというのを読むたび、私には関係のない話と悲しく割り切っていた。
レポートはね、何回かものすごく褒められたこともあったのよ、これでも。
実技はホントに無理!とあきらめていたんだわ。
でもでも、本音を言えば、もし私でも参作になることがあるとしたら、それは「編集デザイン」か「編集計画」しかないと思っていました。
最初で最後のチャンス(おおげさな…)だったわけよ。
だって、実技とは言ってもアイデア勝負みたいなところがあって、アイデアさえ浮かべば、あとはソフトをうまく使ってできそうな気がしていた。そのソフトがうまく使えないのに…根拠のない自信。ただ編集デザイン課題2は、タイトルが一見テキスト内容とは全く関係ない、かなり大胆なタイトルだったから、それが先生にどう受けとめられるのか…その1点がどうしても気に掛かり、最後まで自信が持てなかったんだけれど。


「編集計画」課題1
1−1 立ち話採集…他人の会話をこそーり聞き、自然発生的な話言葉を文字に置き換え、文章とビジュアルで表現
1−2 生活圏をマップにする…生活圏の街路マップ 情報を図に変換し、ダイヤグラムで表現
1−3 物語の始まり…天地創造の物語と、それにふさわしい任意のビジュアル作品を選択して制作。すでに書かれたものに基づいて情報を選択してビジュアルと組み合わせ、新しい世界を作る。ビジュアルは物語と直接的な対応関係のないこと、あるいはオリジナルなビジュアルを望む 


上記のことが課題の内容と意図です。
全体的に私の作品はアバウトな性格が良い方に表れたようです。構図とか難しいことは考えず、こんな感じが好きと、課題と言うより趣味的にビジュアルを組み合わせました。それは3作品に共通していて、3作品とも「ビジュアルの扱い方が大胆で思い切りが良い」との講評でした。そうそう、昔から思い切りが良いと言われていたんだよ、そう言いえば。それが悪い方(?)に出ることもままあったわけですが。


1−1 私的には色の出方が不満だったけれど、ビジュアルの大胆さ、写真の濃淡の処理が効果的だったそうです。よかったよかった。
1−2 これが一番難しかったし、講評も厳しかった。紙面構成は大胆で思い切りの良さが感じられるが、情報が足りませんとのこと。ちょっと思い切りが良すぎた(笑)。ダイヤグラムは難しいです。
1−3 そして、これが一番楽しかった!参考作品になりました。「テキストと無関係なビジュアルを使用するという課題条件をやすやすとクリアーしている。」「意外性とともに説得力がある」との講評をいただきました。ビジュアルとテキスト、どちらを先に決めたかはもう忘れたのですが、とにかく、これがいい、これしかない、という組み合わせが頭に思い浮かんで、それを形にするために奮闘しました。大満足とはいかなかったけれど、3つの中では一番気に入った作品でしたから、この作品が選ばれたことがすごく嬉しかったです。


ところで、参考作品って点数とはあまり関係ないのかしら?
そりゃあある程度以上の点数は必要でしょうが、編集デザインより低い点数だし、90点以下だし(私は参作は90点以上の中からとずっと思っていた)。