日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

絵本のこと

絵本は2013年(2年次)5月、6月に履修した。
絵本のスクーリングはスケジュール的にはけっこう厳しくて、果たしてこれできあがるんだろうか? とヒヤヒヤしながらだった。しかも、仕事の都合でどうしても早退せざるを得ない日があったりして、もうてんてこまい。
で、私のポリシー(?)は、「どんなでもいいから完成させる」なわけでして、「納得の出来るモノを丁寧に作る」からは遠くかけ離れた作品作りになる。
ということで、とんでもない駄作になったわけで、そんなとんでもない駄作でも合格はした。その絵本の写真をUPすれば皆さんに希望を与えられるだろうと思うが、さすがに無理・・・。
作品の出来はこの際無視して、先生方が丁寧に優しく教えて下さったことがとても良い思い出になっている。
(指導はともかく、スクーリングの内容に不満がなかったわけでもないけれど、まぁいいや)


で、絵本はスクーリング後に通信課題の作品を作る、という順番になっている。
16ページの絵本を作るというもので、私は子ども時代の思い出をアレンジして書いた。
それがこちら↓ (絵はすべて水彩色鉛筆とカラーペン、文字はカラーペン)


↑表紙 さきちゃんの赤い靴とサツマイモの葉っぱの絵


↑裏表紙 サツマイモ畑で出会ったモグラの絵


↑扉 さきちゃんが赤い靴を買ってもらって喜んでいる絵


講評は野崎先生。(スクーリングは別の先生)。
この講評がすごかった。
表紙、裏表紙、扉、本文16ページ、装幀、そのすべてについて、一つ一つ細かく書いて下さっていた。
特に本文は1ページ(見開きは2ページ)単位で書かれている。これには驚いた。
そして、そのどれもが丁寧で優しく、納得のいく内容だった。
絵が下手なので、ここはこういう絵にしたいと思ってもうまく描けず、えい面倒だとばかり省略した部分は、しっかり指摘されていた。そうなんですよね、わかっちゃいたんですけどね・・・。


話の内容は私自身でも気に入っていて、先生からもそれについてはとても良いと書かれていてうれしかったなぁ。
先生のご指摘をもとに、16ページという制限なしにもう一回同じ話でチャレンジしてみたいと思ったくらい(でも、やってないけれど)。


さて絵本の装幀だが、素材が先日UPしたパッケージデザインとよく似ている。
同じ時期に履修しているからね。(それにしてもいい加減な製本だな、まったく。雑な性格がよく表れている)
たぶんパッケージデザインの方が先で、その時小豆色の厚紙を何種類か買った(らしい…記憶があやふや)。
で、パッケージデザインでは使わなかった厚紙を絵本の表紙に使ったンだ、確か。
サツマイモ畑での話だから、サツマイモの皮の色が小豆と似ているな、うん、これでいこう・・・←こんな感じだったと思う。
それでそこに、パッケージデザインで使った和紙を貼り付けて、タイトルと絵、作者名などを描き込んだ。
ははは、節約主婦だよ。


う〜ん、我ながらかなりいい加減な制作だ。
まぁ、コレに限らず、私は身の回りのモノを使ってかなりの課題制作をやったなと思う。
もちろん必要なモノは購入もしたけれど。


こんなでも工夫次第でなんとか合格するし、絵本やパッケージデザインは(仕上げは雑でも)けっこう高評価をいただいた。ファッションデザインの時よりその辺りが成長した(?)かもしれない(そんなことはないな・・・笑)。