日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

パッケージデザインのこと

パッケージデザインは2年目(2年次)、2013年5月に履修した。

通信課題が2つ。
課題1は、自分の興味のあるパッケージを 2 つ購入して、それを観察、レポートするというもの。
プリッツと都電最中で書いた。けっこうおもしろかった。


課題2は、『米』『あずき』『珈琲豆』『ジェリービーンズ』から一つを選び、パッケージデザインする。サイズは、10 センチメートル角の立方体で、材質は自由に選べる。
私は『あずき』を選んでデザインした。なぜ、あずきかというと、実家にあずきがたくさんあったので買わずに済むなと思ったから。米もあるけれど、お米大好きな私はそれを課題に使うのがイヤだった。もし郵便事故で戻ってこなかったら…というセコイ考えを持っていた。もちろんそんなことは選んだ理由には書かなかったけれど。


あずきはそのころ元気だった母が自家用に収穫したもので、一升瓶に保存してあったもの。
それを1000gくらいもらってきた。今にして思えば、母の良い思い出になった。
それを10cmの立方体に入れたのがこれ↓(内容量は150g×3)



なんつーか、まんまです。
箱の周りに帯(和紙)を巻いてそこに商品名を書いた。
正面真ん中に手書きで大きく「あずき」と書いてその右に「千葉県産」の文字を入れ、左に「基本の「あん」のつくり方付き」なんて書いてある。。。
上面には、「ほろりとあまい あずきあん いとをいし」(←なんじゃこりゃ)、裏面には「赤飯・煮豆とさまざまにご利用下さい」と、書いてある。裏面には、生産地、内容量、賞味期限、製造者、保存方法、紙のリサイクルマークをくっつけた別紙も貼ってある。これでちょっと商品っぽくなった。


あずきは一般家庭で1回に使用するだろう150gを1袋として3袋に分包しそれをロール紙に包んで箱に入れた。その他に小豆餡の作り方を書いたリーフレットも入れた。この辺は主婦の発想なんだな、きっと。
外箱の材質はリップルボード(片面カラー段ボール)。色は濃い紫色。この色とリップルボードのちょっとツルっとした手触りやデコボコが小豆っぽいなーと思って選んだ。
帯の和紙には墨汁で商品名を記入。小豆の絵は別紙(シール)に色鉛筆と墨汁で書いて、丸く切って貼り付けただけ。
紐は麻紐。これは天然の素材が合うんじゃないかなーと考えて。(嘘、家にあったから使っただけ・笑)


先生からは堂々とした王道のデザインとの褒め言葉をいただいた。確かに中の商品が何か一発でわかるし・・・。
シールもかわいい…そうで、良かった良かった。中のリーフレットもOKだった。
残念だった点は、箱の設計と紐。
箱は一切糊付けせずに組み立てた。それならもっと設計をきちんと考えるべきなのに、リップルボードだと折って重ねるのも大変なので、最小限でと四苦八苦した。結果、強度に問題有りとなった。先生からは考えすぎ、もっと単純にと書かれたが、考え無しだからそんなことになったと思う。
紐はもっとゴージャスな紐(金とか、赤や緑など)を使うと高級感が出るとのことだった。
夫からは、だから金の紐にすればとオレが言ったのに、と嫌味を言われたっけ。