日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

印刷工場見学

同人誌などを専門に扱っている印刷会社に、午後から夫と夫の同業者、それに私の3人で見学に行った。
業界では有名な会社らしい(私はそちら方面には詳しくないので、よくわからないが)。
私よりかなり若い社長さんと、ちょっと年上らしい専務さんの案内で、オフセット印刷の受付から入稿、製版・印刷・製本まで一通りと、オンデマンド印刷、そして倉庫まで。
2年次(一昨年)に印刷文化論を履修したが、なるほどこういうことだったのかと納得したり、高性能なスキャナー・製版機・印刷機に驚いたり感心したり。
仕事中におじゃまするので、素人がうろちょろ見学していたら迷惑ではないかと危惧していたが、働いている職人さんたちがとてもきさくに私たちの質問にお答え下さって感激。製版機やオンデマンド印刷の印刷機などは、わざわざカバーを開けて中の様子を見せて下さった! とにかく高性能(だよね、たぶん)マシンが凄い勢いで稼働し、製版・印刷・製本・裁断と、凄いスピードで進んでゆく。4色刷の印刷機を初めてみたけれど、こうやって4色の印刷をするのだと、初めて知った(言葉で説明できなくてもどかしい…)。
百聞は一見にしかずとはよくいったもので、本当におもしろかった。
遠い昔に新聞社とか、印刷局日本銀行券)の印刷工場見学をしたことがあって、それはそれでとてもおもしろかったが、それらとは又違った面白さがあった。だってすごく近くまで行って見せてもらえたんだもの、そりゃあ興奮したわね。しゃがんで下からのぞき込んだり、上からのぞいたり、あれって、一日見ていてもあきないかも。無理だけど。
昨年度、ブックバインディングで製本を学んだので、製本機のやっていることが、あ、そうそう、それを去年私は手でやったんだわとか、スクーリングでは苦労して糊付けしたのに、機械は一瞬! とか、そんな当たり前のことにもイチイチ興奮した。
天地小口の裁断した際に出た切れ端(紙)の処理はどうするか等々、とにかく微に入り細にわたり本当にたくさんのことを教えていただいた。
約3時間半、ずっと説明して下さった専務さんもお疲れでしょうが、私たちも相当疲れました。
疲れたけれど、とても勉強になりました。ありがとうございました。