NHKプレミアムカフェ「選 住むならこんな家 オランダ 夢の都市型住宅」

「ヨーロッパ　住むならこんな家　オランダ 夢の都市型住宅（初回放送:2002年）」をプレミアムカフェで再放送。

オランダ・アムステルダムは、商業都市で、運河沿いの街、干拓地が多いという特徴から、過密のために「広い家」の確保が難しい。人口密度は大阪市に匹敵するという（2002年当時）。また、間口の広さに応じて税金がかけられたという事情から間口は狭く奥に長いという、まるで京都の「鰻の寝床」状態。現地で人気の「低層型高密度住宅」を紹介した番組。

こちらは最新の（2002年当時）住宅を取材したもの。
狭い土地に高密度な住宅を・・・という、いかにも日本人好みなテーマなんだけれど、内容は日本とは大きく違う。
戸建て住宅はもちろん、集合住宅も各戸それぞれ注文住宅のように自分の要望を建築家に伝え、設計してもらっている。つまり空間を買い、そこに自分の家を建造するという考え方。
ふーーむ、なるほど、なんて感心しながら見ていた。
出演されていた建築家の高橋晶子さんもおっしゃっていたが、デザインが勝ちすぎることなく、生活することを第一にしたデザインでありながら洗練されているという意味でも、見応えのある住宅が多かった（もちろん、そういう家をセレクトして取材していただろうけれど・・・）。

旧い建造物と最新の建造物。国は違うし、事情もコンセプトも違うけれど、映像で続けて見ると感慨の深いモノがある。