日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

しんどいマンガだった

かくかくしかじか 1 (愛蔵版コミックス)

かくかくしかじか 1 (愛蔵版コミックス)

3/5の記事で触れた東村アキコさんの自伝マンガ。

小説家が自分の家族や周囲の人をモデルに書くのと同じ、漫画家だってストーリーは様々なモデルがいるわけで、それが自伝となればこうなるだろう。というか、自伝ならばこうするしかないだろう。
どんな状況であれ、作品を作るということは自分を表現していく作業で、作品には常に自分がさらけ出されている。良くも悪くも。それは美術にかぎらないと思っている。表現者というのは大変だな、というのが正直な感想。


私はとても複雑な思いでこのマンガを読んだ。作者の正直な思いが伝わってくるから辛い。だから本当にしんどかった。
あと10年たったらこのマンガの良さが私にもわかるだろうか…。