日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

ピョートル・アンデルジェフスキー ショパン・リサイタルアーティスト: アンデルジェフスキー(ピョートル),ショパン出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 2004/08/18メディア: CD クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る

曲目
1. マズルカop.59
2. マズルカop.63
3. バラード第3番変イ長調op.47
4. バラード第4番ヘ短調op.52
5. ポロネーズ第5番嬰へ短調op.44
6. ポロネーズ第6番変イ長調op.53「英雄」
7. マズルカ第49番ヘ短調op.68-4

なんとなく興味があって図書館から借りた一枚。
びっくり!
ショパンの曲ばかり集めたこの一枚は、ポーランド人とハンガリー人の両親のもとに生まれた彼にとっては、お国もの、といったところなのでしょうが、今まで私が聞いたことのあるショパンのピアノ演奏のどれともまったく違う雰囲気。
特に普段ユンディ・リの演奏で聴き慣れている「英雄ポロネーズ」はまるで別の曲のよう。
ユンディ・リのそれが、豪華で華やかな「英雄」になっているのに対し、アンデルジェフスキーの演奏は、ちょっと地味だけれどとても力強く、ズンズンと響きながら出現した「英雄」のような感じ。聴く人の好みで評価がずいぶんと分かれそうな演奏スタイルですね。
アリシア・デ・ラローチャやマキシムは最初の数小節聴いただけで、ああ私好みと思って好きになったのですが、この人の演奏は最初は違和感があるのに、なんとなく聞き続けてしまう、という不思議な雰囲気。
9月に来日して、バッハ、ショパンシマノフスキを演奏予定。
バッハは「フランス風序曲」「イギリス組曲」などを予定。「フランス風序曲」はリヒテルの演奏が大好きで毎日のように聴いているだけにちょっと興味はあります。