たった一人の姪
昨年暮れ、ニュージーランド在住の姪が彼と二人で日本に旅行に来た。
私は二人姉妹の姉で、妹の子は一人だけなので、たった一人の姪だ。
彼の地の季節はこちらと逆で夏。ということで夏の休暇を利用しての旅行とのこと。
12月半ばから、今月11日に帰国するまで約一ヶ月の滞在だった。
京都→長野→金沢→東京→千葉の実家というのがおおよそのスケジュールだった。
年越しはあの渋谷のスクランブル交差点だったとか。テレビでも話題になっていたあの交差点。すごいね。沢山の人が一緒で楽しかった・・・そうだ。
京都ではレンタル着物を着て清水寺付近を歩いたり、ピアノバーで誕生日を迎えたとか・・・彼と二人で大いに楽しんだ様子。
新年に入ってすぐに連絡が来たので、我が家の近所で会うことになった。
駒込と巣鴨の間に温泉ができたので、そこに連れて行き、入浴、その後飲んだり食べたり楽しかった。
二人は箱根のユネッサンにも行ったとかで、そのユネッサンよりも楽しいよと喜んでくれた。
私への気遣い? 社交辞令? だとしても喜んでもらえて嬉しい。
その数日後千葉に移動して、千葉の実家で父も交えて食事をしたりお墓参りに行ったり、苺狩りや香取神宮にお参りに行ったりの3日間だった。
父は12月に入院、手術をしたのでめっきり体力が衰えた。家で話をするだけでも疲れたようだけれど、それでも孫に久しぶりに会えて嬉しかったようだ。
年だからもう次回はないかもしれないと弱気になっていたけれど、毎回そう言っているから、次回も会えるだろう、きっと。
片言の日本語と片言の英語でのやりとりだったから、それが一番疲れたかもしれない。
ポケトークがもう少し性能が良くなって、もう少し安くなったら欲しいな、、、と切実に思ったりしたのだった。
姪は日本語をもっともっと勉強してくるといっていたけれど、私は英語の上達などこれっぽっちも考えないのだよ。
しょうもない伯母なのである。