日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展

昨日に続き上野公園へ。

http://www.tobikan.jp/media/pdf/h29/20161208_babel.pdf

一作年、卓球のスクーリングで同じ班になった方からお誘いがあり、(私も含め)四人で見に行った。
昨年もカラヴァッジョ展とボッティチェリ展を一緒に見に行ったお三方。
http://d.hatena.ne.jp/pig-pearl/20160315
こうしてスクーリングを離れても誘って貰えることがとてもありがたい。
お一人は日本画4年生、お一人は昨年通学に編入した油絵の4年生、お一人はこの春めでたく油絵を卒業された。彼女は教職課程も取っていたので相当大変だったはず。よくがんばったなーと思う。お三方共に入学は私よりも後・・・私、いいのかこんなんで? 4年生のお二人と来春一緒に卒業式を迎えたいものだとつくづく思った。


さて「バベルの塔」展は、快晴の土曜日と言うこともあり、混んでいた。特に本展目玉の《バベルの塔》の前は立ち止まれない。一列になってどんどん進まないと注意される。ま、見終わったらその列の外側でもう一回ゆっくり見ることはできるのだけれど、最前列でじっくり、はできない。
展示は彫刻から始まり、宗教画、ホラント地方の美術、ヒエロニムス・ボス、ボスに影響された(あるいはボスを模倣した)作品、ブリューゲルの版画、そして最後に《バベルの塔》であった。
3DCG映像シアターや、東京藝術大学COI拠点拡大複製画「バベルの塔」コーナー、絵の一部分のクローズアップパネル等々、いろいろ工夫があった。


バベルの塔》は、評判に違わず良かった。他には、ディーリク・バウツの《キリストの頭部》(1470年頃 油彩、板 36 × 27 cm)が良かった。小品だが虹彩までも写実的に描き、見ているこちらが吸い込まれそうな目をしたキリスト像になっている。ボスを模倣した作品群、ブリューゲルエッチングはどれも面白かった。
たぶん後日夫が見に行って買ってくれるだろうと期待して、重いカタログは買わなかったズボラな私・・・。
追記:(7/2)夫が行くだろうと予想していたのに、なんと行かなかった! カタログ買わなかった時に限って・・・マーフィーの法則でありました。