日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

卒業式の季節

毎日の通勤時、若いお嬢さん方の袴姿を見かけることが多くりました。
卒業式のシーズンですね。
昔、私もはく機会があったのですが、その頃は濃紺とか紫、臙脂くらいしか,普通の人用はなかった。
それではつまらないので、鶸色(ひわいろ)の袴を注文しようとしたら、お店のかたにしっかりとめられました。芸能人じゃあるまいし、って。
しかたがないので、白生地を鶸色に染めてもらって、着物で出席しました。
あの頃、鶸色がすきだったのね。きっと自分にはこの色が似合うと思っていたのでしょう。
今でも、着物だったらあの色が好き。
最近はお若い方も地味な色合いで、たぶん洋服感覚でお選びです。
それはそれで悪くないけれど、着物ならではの色合いを若いウチから身に付けてみるというのも、悪くないと思うの。
今なら袴もあんなにカラフルにいろんな色があるのにな、と羨ましく思いつつ。

寿光織の鶸色の着物です。小紋柄に見えますが縫い取りです。柄が全部上向きになるように縫い取りされているので、付下げあるいは訪問着、または縫い取りを地模様とされる場合もあるので色無地という考え方もあります。