日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

実家で…

草履とバッグのセットを探したり、母の和箪笥の整理に付き合ったりしていたら、思いがけないものを発見。
タンスの中に仕立てていない反物が二反。
縮緬小紋結城紬よ!
薄紫に白い小花の小紋は、どっしりとした縮緬に落ちついた上品な柄だし、結城は紺地に縦縞の粋な柄。手触りも軽くてしっかりした、いかにも結城紬の上物(?)って感じですわ。
どうしたの?コレすごく高そうなものだけど、と聞いてしまいましたよ。
(私は和裁やってますから、普通の人よりは目は肥えています、と思ってるよ)
そうしたら、何とソレは私が20年近く前に両親にプレゼントした反物だった(らしい)。
らしい、というのは私には全然覚えがないからなんですけど。
ちゃんと胴裏もつけて(しかし予算がそこで尽きたのか、裾廻しはついていなかった)プレゼントだなんて、そんな立派な(?)ことをしていたなんてオドロキですよ!
母が言うには「あの頃はアンタもお金に余裕があったんだね」って、まあ現実的な御意見。
ははは、なにはともあれ、それだったら柄や生地が気に入ったのもわかるのよ。自分の見立てだもんね。
20年たっても着物の趣味は変わってないってことかな。