宮部みゆきさんの杉村三郎シリーズ
- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/12/20
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (44件) を見る
『誰か-Somebody』『名もなき毒』に続く第三作。2013年に発行されて2014年にはドラマ化もされていたようだが、今回初めて読んだ(ドラマは見ていない)。
ふんふんなるほど。
『誰か-Somebody』を読んだ時に?と思い、『名もなき毒』を読んで??となり、今回読んで、ああそうきたかと、やっと腑に落ちた気分。最初(『誰か-』)からこの結末を考えていのたか、途中からそういう結末にしようと思ったのかは不明だけれど、そうするしかなかっただろうなというのが私の感想。
で、この話はタイトル通り、聖ペテロの話がモチーフとして使われている。
レンブラントの《聖ペテロの否認》の絵が口絵に入っている。
http://d.hatena.ne.jp/pig-pearl/20170410にも書き込んだが、造形学概論の課題2の条件として小説のなかで紹介されている作品でも良いとあった。そうだよね、これもあったよね、と思った。今さらだけど・・・。
こうやって終わってしまってから、ああすれば良かった、これをやってみれば良かったと思うわけで。
というか、終わったからこそ余裕ができて思えるのかも知れない。