日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

原宿へ

古い知人が表参道ヒルズで個展を開いているので、観に行った。
友禅染めの着物。
今回は点数が少なかったが、これまで何度か個展を開き作品が溜まってきたそうである。
いずれ大きな会場で個展を開くことを目標に、コツコツと作品を制作している。
大変に手間のかかることだが、続けて頑張って欲しい。

その帰り道に太田記念美術館にも寄った。
北斎漫画〜森羅万象のスケッチ』の最終日だった。
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/wp-content/uploads/2016/01/2016hokusai.pdf
太田記念美術館は常設展というのはないようで、平常展、特別展という言い方をしている。今回は平常展らしい。
収蔵品を、テーマを設けて展示、今回はそれが北斎漫画だったということだ。


会場で、近所の東京デザイン専門学校の学生が制作した、北斎漫画のアニメーションをパソコンで上映していた。
うん、まあ、北斎をアニメにしたらこういう感じだろうな、という意味では意外性はないけれど、手間はかかっただろうと思われる。
ちょっと楽しくって、2回ほど見た。


北斎漫画の絵はもちろん良かったが、会場のキャプションがおもしろかった。


「今話題の伊藤若冲と比べても云々」とか「ドヤ顔をした男云々」とか、最近の話題、流行の文言をキャプションに入れている。
太田記念美術館に行ったのが初めてだったので、いつもなのか、今回に限りなのかはわからない。
今回は北斎漫画なのでそういうキャプションだったというだけかもしれない
でも、もし平常展や特別展で毎回そうだったら、かなりおもしろい美術館だと思った。
その時の流行や、世相なんかも取り入れているんじゃないかと思われるので、毎回のキャプションを集めて、後で読んだら時代がわかるかも、と思ったわけで。

さて、どうなんでしょうね。