母の思い出
先月友人に会ったとき、申年に、申年生まれの人から赤いパンツをもらうと下のお世話にならずに済む、という話が出た。
ああ、そういう話があったなと思った。
そういえば。12年前の申年に母にせがまれて買った覚えがあるような気がした。私は申年生まれじゃないけれど、母は赤パンツが欲しかったのだろう。
http://d.hatena.ne.jp/pig-pearl/20041007
↑そんなことが12年前の日記に書いてあった。
昨日の朝食にホットケーキを焼いたのだが、長男が久しぶりにフレンチトーストが食べたいと言い出した。
フレンチトーストを焼くのは、夫が得意である。
母がうちに遊びに来たときに夫が焼いてあげたら、たいそう喜んだ。
実家でも、時々思い出しては、美味しかったと父に言っていたそうである。
母が亡くなってからは、もっと食べさせてあげたかったと思ってしまいそうで、作れなかった。
先日、ふとフレンチトーストが食べたいなと思った。
そんなときに長男が言ったので、そうだな、そろそろいいよね、と思った。
昨日の夜、久しぶりにジャック・ジョンソンを聴いた。聴いていたら、近所の美容院にいた若い美容師さんを思い出した。シャンプーをしてもらいながら、ジャック・ジョンソンいいよね〜、とよく二人で話していた。その彼もお母さんの体調不良で美容院を辞めて実家に戻り、お母さんの面倒をみながら実家の方で美容師さんとして頑張っているらしいと聞いた。
話を聞いたときは、せっかくお客様もついてきたのにもったいないと思ったが、後悔のない道を選んだのだろう。お元気だろうか。
巣鴨に行って、赤パンツ、買ってこようかな。自分用に(笑)。