日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

雛祭りの日に、かな〜りどうでもいい話

そういえば、雛祭りだった。桜餅を買い、ちらし寿司を作ったりした。ま、どうでもいい話。


さて、その買い物の帰り道、突然、おならが出そうになった。
ああ、すみません、下品な話で。


おならって、「屁」ですよね。
「屁をする」「屁をこく」「おならが出る」まあ様々な言い方があるわけでして。
私の実家の方では「屁をひる」という言い方なんですわ。あ、でも若い人は使わないかな。
その「屁をひる」という言い方を、おならが出そうになって久しぶりに思い出しまして…、私は方言だと思っていたんですよ、東京ではあまり聞かないから。で、なぜ、「屁をひる」という言い方なんだろう? と急に思ったわけです。


それで家に戻ってネットで検索したら、「屁をひる」は方言じゃなかった。標準語というか、正しい使い方だったんですね。

http://dictionary.goo.ne.jp/jc/22900/meaning/m0u/

goo辞書に出てました。他にも「屁をこく」は口語だとか、まあいろいろ出てきまして、そうだったのか〜とこの歳にして知ったわけでございます。
同様に「おっぺす」という言葉があって、これも方言だと思っていたら、昔からある言葉で、「押し圧す」の音便なんですわ。『枕草子』の一説にも「おしへす」は出てきます。


あとはねぇ、「きびちょ」。急須のことなんですが、実家の両親の世代までは使っていたな〜。
でも、あるとき夫の母(兵庫県出身)が「きびちょを取って」と言ったのでびっくりして、「関西でもきびちょと言うのですか?」と思わず聞いてしまったわ。夫の母は「そうよね〜、古い言い方だわね。きびしょとも言うけど」と言うから二度ビックリ。確かに祖母や曾祖母は「きびしょ」とも言っていた。
私の実家、千葉県なのですが、千葉県は昔、和歌山からいろんなものが入ってきたから(勝浦とか白浜とか和歌山と同じ地名もあるし、醤油も入ってきた)言葉も一緒に入ってきたってことなのかなぁ。するとこれはやはり方言なんでしょうかね?
千葉県って、東北弁の流れが入っている地域としては最南端に位置するらしいのですが、関西弁の流れも一部入っている地域ってことになるのかしら?


方言だと思っていた言葉が、日本の古くからある言葉だったり、別の地方から入ってきた言葉(だったかもしれない)だったり、いろいろおもしろい。
ただ、今回あげた3つの言葉、実家の方でももう若い人はほとんど使っていないと思う。
(「おっぺす」はもしかしたら使っているかも)
それは、現代の若い人の感覚からすると、音感的にあまりきれいじゃないってこともあるかもしれないし(若い人に聞いたわけじゃないけれど、私が勝手にそう思った)、他の理由があるのかもしれない。


ということで、おならが出そうになったことに端を発し、そんなことまであれこれ考えたのでございます。お粗末さまでございました。