日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

マキシム ソロコンサート(東京オペラシティコンサートホール)

ニュー・ワールド

ニュー・ワールド

二日連続、夫とコンサートに行くなんて、結婚前でもなかったこと。
だいたいデートってものをほとんどしたことがない私たちにとっては、画期的な出来事でしたよ。
さて、マキシム。ステキでした〜。

  • 曲目

ショパンノクターン
ショパンマズルカ
・バッハ:ゴルトベルグ変奏曲からアリア
・バリー:ある日どこかで(映画{ある日どこかで」より)
ルーニーチ:ガレブ・イ・ヤ
・ケンフ:ザヴゥーコリック

  • 休憩

ムソルグスキー展覧会の絵より

  • アンコール-

・パーラッツ:ダンス・オブ・ザ・バロネス
スクリャービン:12の練習曲より、嬰ニ短調「悲愴」
前半、ルーニーチとケンフはきいたことがないので、たぶん、クロアチアの現代音楽の作曲家ではないかと推測。
曲も現代音楽で、これが迫力満点ですばらしかった。
どちらかというと現代音楽は苦手で、敬遠していた私だけれど、ライブで聴くとビンビンとつたわってくるものがある。
やはり音楽はライブですね。
展覧会の絵もどちらかというと退屈な曲、というイメージだったのに、やはりコレも良かった。
席は一階中央あたりの列で、左寄り。顔も手の動きも充分拝見できました。
斜め前のお嬢さんが頭を前に後ろに動かさなければ、もっと見やすかったのに…!
ところで、休憩時間にトイレに行ったとき、いきなり中年のおばさん(私よりご年輩)に声をかけられました。
「あの外人はどこの国のひとですか?」
?外人?まさかマキシムのこと?
「ピアニストのことですか?」「そう」「クロアチア、旧ユーゴスラビアのかたですよ」「へぇ〜、さすがによく知ってるねぇ」「…?」
てな会話になったわけです。
どうやら何も知らずに来られた様子。
あまりに不思議だったので、「どうしてこのコンサートへ?」とお聞きしたら「テレビで見てギリシャ彫刻みたいな顔の人だな、と思って」「でも、あんまりよくなかったね」
ワタクシ絶句。
顔だけで、コンサートにこられても全然かまわないし、よくなかったと思うのも勝手です。
でもさ、ほとんどの人はマキシムのファンで、聴きたくていらしてるんだから、そのコンサートの最中にそんなことをおっしゃるのはどうかと思いマスですよ。
その後もあれこれ話しかけられたのですが、生返事。
なんなんでしょね、まったく。
夫に話したら、お金持ちの有閑マダムでは、と。
演奏はすばらしかったのに、前のオジョウはフラフラ体を動かして目障りだし、変なおばさんに話しかけられる、その上、昨日とちがって、会場が終始ざわざわしていたのも気になりました。
会場では例によってCDやDVD、それに会場限定の写真集(¥5000よ!)が売られていました。
販売員の皆様が、写真集とCDもしくはDVDお買い上げのかたには、マキシム本人から手渡しのプレゼントあり、の大合唱。
買っちゃったわ。写真集は今日来られなかった友人へのおみやげ、というかチケット代に。CDは自分用に。それで終演後並びましたよ。
夫は「たぶんポストカードにサインがしてある程度だろう」と言っていたのですが、現実は超きびしー!ポストカードに印刷のサインのみ。
握手もサインもしてもらえませんでしたが、渡してくれるときに、ジッと見つめられたのヨン。
あららら、夢みたい。
お安いオンナ、私って。
帰りがけ、夫がアンコール曲をメモにうつしているあいだに、若いお嬢さんに話しかけられました。
「プレゼントってどんなでした?」「はいこれよ」とお見せしました。
「写真集が¥5000では高くて…買えませんでした」「そうですよね〜、ちょっとお高いわね」
CDはすでに買ってしまっていたらしいし、両方で安くても¥7500よ。チケット代より高い。
だいたい¥7000のチケット代だって若いかたには決して安くないお値段。私にとってもだけど。
二日続けてサモンのコンサートでしたから、会場はちがっても、そのようなイベント(サイン会とか)をしきっているお兄さんが昨日と同じお兄さん。
あちらさんはおぼえちゃあいないでしょうが、私はしっかりおぼえていましたよ。
(夫は全然おぼえていないらしかったけれど)
さ、あさってはガラコンサート。
どうやらこれもサモンのしきりのようなので、またあのお兄さんをお見かけするかしら…。