宇江佐真理
先日直木賞が発表されました。宇江佐真理さんは今回は候補にもあがらなかった。今まで何度も候補にあげては落選させて、なんだかやりきれない思いでいます。そして同じく東野圭吾さんも何度も候補にあがりながら、今回も落選。あげる気がないのなら候補に選ばなければいいのに。横山秀夫さんは不当な扱いをされて、ご自分から辞退されてしまったし。直木賞が最高の賞だとは思わないし、選ばれなくても良い作品は良いのだ、というのはわかっていますが、注目される賞だけに、何度も候補にあげておきながら落選させる、という感覚と、選評がむちゃくちゃなのがどうにもこうにも…。
選考委員の中で信用しているのは井上ひさしさんだけですが…。まあ、いいわ、大人の考えることは私にはわかりません、と。
ここ数日、宇江佐真理さんの『髪結い伊三次捕物余話』シリーズ(文庫版)を続けて読みかえしました。3作目の『さらば深川』からはじまって、2作目『紫紺のつばめ』、宇江佐さんのデビュー作『幻の声』とさかのぼって。4作目『さんだらぼっち』5作目『黒く塗れ』は読みましたがまだ文庫が出ていません。文庫は解説がついているので、それを読むのも楽しみです。
'99年に中村橋之助が伊三次役をやっていたとは…。たしか今、「御宿かわせみ」(NHK)の東吾役もやっているはず。どちらもイメージ違いすぎ。好き嫌いではなく、イメージが全然あわない。じゃあ、誰がいいのか? わからん…。
- 左から 『幻の声』『紫紺のつばめ』『さらば深川』(こちらは単行本。文庫版はASIN:4167640031)『さんだらぼっち』『黒く塗れ』