日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

鰯の煮付け

pig-pearl2004-06-29

夕飯に魚の煮付けが食べたくなって魚屋さんに行った。いろいろあるけれど、真鰯がとてもおいしそうだったので、6匹購入。魚屋さんのおかみさんが銚子出身なので、よけいおいしそうな気がするのがおかしい。
東京に来てびっくりしたのは、鰯が生臭いこと。実家にいた頃は天ぷらにしても全然くさくなかった。ほっくりおいしく揚がって、揚げるそばからつまみ食いしたものです。それなので、東京で初めて揚げたときに、「なぜこんなに臭い?」と驚いたものでした。
実家は銚子に近い田舎町ですが、おとなになってから、農産物には恵まれていたのだと気付きました。季節の野菜や果物がおやつで、若いときはそういうことがとても田舎っぽいイメージで、イヤだったのですが、今も丈夫でいられるのは、そのおかげかもしれません。
千葉県は落花生の産地で有名ですが、秋になると収穫した落花生がうちにもたくさんあって、煎ったり茹でたりしたのがおやつでした。わたしは茹でた落花生が大好きで、小学生のころなんだけど、ある時、学校から帰ったら、誰もいなくて、おなべには茹でた落花生が。テレビを見ながらモグモグ食べていたのですが、気付いたらほとんど食べ終わっていた!! お腹をこわしたのは言うまでもない…。
胡瓜をタテに割って種を捨て、塩をすりこんだものとか、トウモロコシ、スイカなんて飽きるほどたべさせられて、まあ、夏はそれがまたたいそうおいしかった。
春は毎日筍料理で、うんざりしていたけれど、今思えばぜいたくなことなのかもしれない。イタメシもフランス料理もなかったけれど、季節は十分感じられたわけです。