『フラワー・オブ・ライフ』(1)(よしながふみ著・新書館)
うん、おもしろかったです。学園もので、昨日の『愛すべき娘たち』といい、なんだか高校生のころを思い出してしまって、胸がキュンとします。
よしながさんのは、前出2作と『西洋骨董洋菓子店』「MANGA EROTICS F」(太田出版)に連載されている『愛がなくても喰ってゆけます。』の4作しか読んでいませんが、どれもおもしろい。
今市子さんにも雰囲気が似ているし(BL系のときは特に)、今回の「フラワー〜」の教室の場面はくらもちふさこさんにもちょっと似ている。
マネしてる、なんて思っているわけではないです。なんとなくそう感じた、というだけです。
#4の話が好きでねぇ。子供につまらないこと(ウソ)を教えて楽しむ大人、いるんですよね。うちでも夫婦で子供にウソを言っては楽しんでましたから。おかげで、親の言うことはなんでもまず疑ってから…という子に育っちゃいましたけど。
漫画研究会といっても、漫画読むだけとか、文芸クラブといっても本や漫画を読むだけ、とか、ほんとにそうなのよね。文芸部に入って毎週図書室で本を読むだけ、という経験ありです。
他愛のない(と、やったほうは思っている)イジワルやイジメに、敏感に反応して辛い思いをしたり、恋や憧れ、友情、垣間見える大人の世界…。誰でも、こういうことってあるよね、ああこんなことあったよね、と思える、王道をいっている青春学園ものかも。この先どうなるのか楽しみです。
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- おまけでついている、コミケにおける正しい(?)行動パターンが爆笑もの。
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