日和見日記

pig-pearl 一行紹介 2012年4月に武蔵野美術大学通信教育課程に入学、2018年3月卒業しました。日常生活のあれこれを記述しています。

朝倉彫塑館へ

ミュゼオロジー1の通信課題をやらないと来年ミュゼオロジー2が履修できない。その課題レポートのためにはどこか博物館に行かなくてはならない。まだはっきり方針を決めたわけじゃないけれど、思いがけなく時間が空いたので、とりあえず朝倉彫塑館に行こうと思った。あいかわらず計画性なくフラフラと行き当たりばったり。それも楽しいじゃないか、ってね。
博物館巡りを始めた頃はまだリニューアル中だったが、もう大丈夫だよんと、泣きそうな空の下行ってきた。


朝倉彫塑館には、数回行っている。
谷中墓地の近所にあるから駅からも近く便利。谷中商店街も近い。
朝倉彫塑館はリニューアルしたといっても、修繕がすんだという感じで大きく変わったわけではない。


谷中はすっかり観光地になっていた。
朝倉彫塑館のあたりも昔は静かな寺町って感じだった。谷中墓地とお寺と住宅と、ポツポツ商店がある程度。
でも今はすっかりきれいになってて、小さい可愛いお店が増えて、は〜すごいな〜と感心。昔、千駄木に住んでいた頃よく買い物に行った谷中銀座もすごい人出だった。いや、昔も人は多かった。でもあの頃はご近所さんが多かった(と思う)。
商店街の階段を上って駅に向かう道の両隣には花屋さんがあったような気がする。墓地に行く人用。その花屋さんはなくなっていて、かわりに喫茶店やコンビニができていた。カラフルだ。
今は観光客っぽい人が多い。地域ボランティアとおぼしき方が、団体さんを引き連れて説明しているし。

谷中がこういう状況になったのは、雑誌「谷根千」の影響が大きいのだろうけれど、ここまでにするには、谷中の地域住民、台東区の努力は不可欠だっただろう。


台東区は上野の森に、芸大、東京文化会館国立西洋美術館他多数文化施設があり、それ以外の地域にも文化施設が多い。
そういう意味では、うらやましい限りである。
台東区に対して、アメ横、動物園、浅草のイメージしか持っていなかった知人がいたが、一度上野の森を案内してやったらえらく驚いていた。上野ってこんなに文化的だったの?って…いや、なんつーか。


うまく時間が取れたら朝倉彫塑館にはあと数回行ってみるつもり。最終的に課題の題材にするかどうかはまだわからないが、ちょっと通ってみたくなった。どうやら私は1回では理解できなく、反復作業で覚えていくタイプの人間らしいから。