里海に暮らす 瀬戸山玄著(岩波書店)
もっと早く紹介しようと思っていたのに、遅くなってしまった。
カメラマンなので写真が半分、文章が半分かな、と思っていたら、とんでもない。長い時間をかけて取材されたことがびっしりと書かれている力作です。
瀬戸山さんにはおよそ20年前と6年前に友人の紹介でお目にかかりました。たった2回だけれど、たいそう印象深く、もしかしたら生涯にもう一度くらいお目にかかれるかもしれないなぁ、と思っています。6年前にお会いした時、十数年ぶりであるにもかかわらず、お互いに違和感なく会話ができ、私が幸せそうだ、と、とても喜んで下さったのがうれしかった。この本を読むと瀬戸山さんが変わらず精力的にお仕事をされていることがうかがわれます。