『アーメリング、モーツァルトを歌う』(ASIN:B0001FADP6)
「Exsultate,Jubilate」の全曲を聴く。アーメリングらしい、やさしい、ゆったりとした歌い方。キリ・テ・カナワとはまた違った心に沁みるような歌声。特に「Tu virginum corona」は、しっとりとうたい、切ないような気持ちになる。
この前(5/18)、3部と書いたけれど、このCDでは4部に表記されたいた。
- 「Exsultate,Jubilate」(喜べよ、その喜びをあらわせよ)
- 「Fulget amica dies…」(良き昼の光は輝き…)
- 「Tu virginum corona」(聖処女の冠よ)
- 「Alleluja」(アレルヤ)
アレグロ〜レチタティーヴォ〜アンダンテ〜アレグロ
もともとはカストラートのための曲だというけれど、確かに15分あまりにおよぶこの曲を歌うのは、相当しんどそう。ことにゆっくり歌ったあとに、アレグロでアレルヤを一気に歌うのは大変。それをキリ・テ・カナワはなにごともなかったように軽快にのびのびと歌っているんだから、やはりその力量は相当なんだなあ、と改めて感じる。