NHKBSプレミアムシネマで映画鑑賞
外出せずに家にこもる日々が続いている。
買い物には出るがそれも二日とか三日に一度。
遊びにも出られず、実家に行くこともできないので、暇なんである。
暇だからテレビを観るか、ゲームをするか、おやつを食べる・・・ことくらい。
我ながら情けない。
運動不足になりそうなので、息子の任天堂Switchを借りて、運動みたい(?)なことを、ゆるーーーく続けている。
さて、そんなわけで最近は午後からNHKBSで懐かしの洋画をチラホラと観ている。
『汚名』(1940年米)『クリスタル殺人事件』(1980年英)『追憶』(1973年米)『レベッカ』(1940年米)『勝手にしやがれ』(1959年仏)
『汚名』『レベッカ』はヒッチコック、『追憶』はシドニー・ポラック、『クリスタル殺人事件』はクリスティ原作、ガイ・ハミルトン、『勝手にしやがれ』はゴダール作品、とまあいずれも皆さん一度は聞いたことのある名前が並んでいる。
それぞれ懐かしかったんだけれど、実はどれもキチンとは観ていなかった。
で、まあ、相変わらず家事をしながらなんだけれど今回は比較的しっかり観た(つもり)。
『汚名』イングリット・バーグマンが綺麗。それだけ(すまんです)。
『クリスタル殺人事件』エリザベス・テイラーはじめ、豪華俳優陣。キム・ノヴァクがかっこいい。原作読んじゃってるからなー、イメージの違いはいかんともしがたいが我慢。
『追憶』ロバート・レッドフォードとバーブラ・ストライサンドが若くて若くて、まあなんつーか、そうよね、お二人とも綺麗だったわね。メロドラマなんだけれど、時代背景がすごく強く描かれているので、社会派っぽい映画になっている。
『レベッカ』イギリスの貴族様ってさー、傲慢なのねー、てな不遜な感想。いや、映画は面白かったよ。ローレンス・オリビエが、貴族の品の良さと傲慢さを見事に演じている。ジョーン・フォンテーンが綺麗だったから、最後まで姿を現さない「レベッカ」は、それじゃぁどんだけ綺麗だったんだ? という想像がかき立てられる、上手な演出。
2020年にリメイク版が出たんで、チラッと予告編を見たけれど・・・。なんといいましょうか、ヒッチコック版の『レベッカ』の印象が強すぎてね。
アーミー・ハマーは男前だけれど英国貴族の品格とかそういうのがイマイチ感じられない。どっちかっていうと、米国成金のお坊ちゃま風(アーミー・ハマーのファンの方、すみません)。どうしてもローレンス・オリビエと比べちゃうんだよね。ダンヴァース夫人役の人も、ヒッチコック版と比べると、怖さがないしなー。
『勝手にしやがれ』なんか、ジャン・ポール・ベルモンド見てるとルパン三世を思い出しちゃって困った。ジーン・セバーグのセシールカットが可愛いし、懐かしい。
この映画、40年くらい前に有楽町の名画座(今はもうない。残念)で観たような記憶が・・・。確か『去年マリエンバートで』と2本立てだったような、すごくあやふやな記憶。で、一生懸命観たんだけれど思い出せない。あのとき観たのは『気狂いピエロ』だったか? と、最後まで観ても思い出せなかった(ひどいよね)。なにしろ、どちらも、ジャン・ポール・ベルモンド主演だし、ゴダール作品だし、『去年〜』の方は間違いないんだけど。
・・・と、かなりあやふやなのは、あのとき半分は寝ていたからなわけでして。
まったくねー、しょうがないよ、20歳そこそこの、たいして映画好きでもない私が観る映画じゃなかったよ、と今ならわかる。『去年〜』も、もし今ならもうちょっと違う目で観ることができるはず、、、なんだけれど、それも観てみなきゃわかんないわね。
ああ、私の映画評って、なんだかな・・・・。